不気味な主人公の少年役にピッタリで高評価だった続編「オーメン2」




[オーメン2 ダミアン]
DAMIEN OMEN2

昭和54年 1979年ロードショー作品

1作目「オーメン」から2年後に続編として完成されたが、このパンフレットに
オーメン・ジンクス」という記事が記されています。

実は前回の「オーメン」を製作するにあたり、不可解な事故が多発していたこと。

そして、また今回の「続編」の制作が決まり撮影中から偶然にしては怪しい事故が続いていたらしいこと。「目には見えない何かの力によって、引き起こされた事故ではないだろうかと製作者は語った」とありました。

前回、5歳だった「ダミアン」は成長して美少年になっているところからお話は始まる。
もちろん前回のキャストではないが、その成長した「ダミアン」にピッタリ役の
ジョナサン・スコットテイラーを見事に疑いなく観られました。
(また、名前もすごく綺麗ですよね~!)

よくこの役にピッタリの子役を探したなぁ~!とあらためて思いますね~!

この「ダミアン」役は、こういう魔性の怪しさをもつ美少年でなければ「続編」を観る観客に説得力を与えられませんからね~

1作目「オーメン」では、悪魔の使いに狼のような狂犬が出てきましたが、
この2作目の続編では、黒いカラスが悪魔の使いとして災いを起こします。

前作のパンフレットの表紙も「黒いカラス」が描かれていましたが、今回も
赤い目の黒いカラス」が恐ろしさを表わしていますよね~。

それでは、美少年と成長した悪魔の子「ダミアン」の続編を
パンフレットを見ながら、物語を想い出してみますかね!

【あらすじ 簡単に】追想

前回、ロバート夫妻の葬儀後 ダミアンはシカゴに住むロバートの弟リチャード
養子として引き取られていた。リチャードはソーン工業という会社の会長で
ダミアンと同じ歳頃の息子マーク妻のアンがいた。

中東に居た考古学者のブーゲンヘイゲンは、発掘中の「イガエル遺跡」の地下に描かれている
悪魔の子にダミアンがそっくりであることを知り、確かめようと考えたが
地下の天井が突然崩れ落ちて、命を落とした。

そして、7年の月日が経過した。ダミアンはマークと一緒に少年陸軍学校に籍していた。
ある時、ソーン家の田舎の別荘に招かれていたリチャードの伯母マリオンは、リチャードへ
ロバート夫妻の事件について、真実を話したのだが、その夜に不可解な死をとげてしまった。

リチャードの会社は博物館も経営していて、近く中東から「イガエル遺跡」の壁画を
取り寄せることになっていた。その館長の名はチャールス・ウォレン

ウォレンは女流ジャーナリストのジョーン・ハートという知り合いがいて、その彼女は
亡くなったブーゲンヘイゲンの伝記を書こうとしていた。また、彼女は「悪魔の子」について
恐ろしい秘密も知っていたのである。
そのことをリチャードへ警告しようとしていたが、彼女も突然路上で恐ろしい死を遂げてしまう。

マークの誕生日パーティが行われた、その翌日に今度はソーン工業社長が不慮の事故で亡くなる。ダミアンの学校成績は、担任教師も舌を巻くほど抜群に優秀であった。

ダミアン自身も不思議に感じていたが、上官のネフ軍曹が「聖書の黙示録」についてヒントを告げ、それを読んだダミアンは「悪魔の子」について初めて知ることになるのだった。

ある日、陸軍学校で工場見学会に行くことになり、ダミアンとマークも一緒だった。
しかし、見学中に工場の機会が爆発し生徒たちは有毒ガスを浴びてしまった。生徒たちは
無事だったのだが、検診を受けたダミアンの血液検査で人間ではない染色体が見つかる。

その研究しようとした医師がエレベーターの中で、また犠牲者となった。
博物館に到着した中東からの荷物を調べていた館長は、ブーゲンヘイゲンの遺品を見つけると
中に手紙と7本の剣があった。手紙を見た館長はそのいきさつを知ることになる。

そして、リチャードへ手紙を読ませ「悪魔の子」ダミアンの真実を知らせるのだった。
しかし、それを立ち聞きしていたマークがいた。

「悪魔の子 ダミアン」を知った者はすべて災いが来る。犠牲者はついにマークまでに。

館長のウォレンはニューヨークに到着する「悪魔の子」が描かれている壁画を、リチャードへ
見せるとやっとリチャードはダミアンの恐ろしさを認めざる終えなくなった。

犠牲は館長の番になり、貨物列車に挟まった死が訪れた。
リチャードは、ついにダミアンを短剣で終わりにさせようとしたのだが、
アンが止めに入り、リチャードは刺されてしまった。そしてアンとリチャードは
建物に起こった炎に包まれていった。

ダミアンには、悪魔の使者(新社長)が迎えに来ていたのである。

いや~! やっぱり今回の続編「ダミアン」役の美少年は、ぴったり過ぎる
はまり役だったですね~!今でも本当に感心しましたよ!

オーメンシリーズ」について、今回のこの続編までは期待していたので
映画館へ観に行きましたが、その次となると足を運んだ記憶はないですね~

確かにこの続編もけっこうヒットしたのかもしれませんが、期待はここまでで
という感じになったのでしょうかね。

3作目は大人になったダミアンの物語になりますが、「悪魔の子」ではなく
悪魔となってしまうと、ちょっと面白さは半減に感じますので
映画館ではなく、ビデオ鑑賞となった覚えがあるのです。

そんな風に、シリーズの面白さを保つのは大変なことなのですね~!
特に今は、ネット鑑賞がありますので映画館に行くのが面倒な人
が多くなるのは時代の流れなのでしょう。

我々の少年時代は、ネットなんかないし、レンタルビデオさえ無かったですから
大きな町には映画館がけっこうありましたよね~

私は少年時代に、ホラーサスペンス映画の鑑賞はあまり行かなかった方なので
保存パンフレットを持っていないと思いますが、そのうち忘れている有名な映画も
出てくるかもしれません。

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとうございました。