淡い辛さを想い出させる日伊合作映画「エデンの園」

エデンの園
IL GIARDINO DELLEDEN

昭和56年  1981年ロードショー
日伊合作

この映画のパンフレットが出て来た時、私の脳裏に哀愁の
想い出が浮かんできたのでした~

なんとも遠い遠い昔の哀愁の思い出が胸に一瞬突き刺さった感じで。
<忘れていた遠い昔の矢が飛んできて心臓にチクッ!みたいな>

それはそれは遠い遠い昔-ーA  Long Time Ago, far away--

この主演女優のレオノーラ・ファニがとても魅力的だったのですが、
その彼女に雰囲気と横顔がそっくりのクラスメートがいたんですね~

思春期の少年が興味あるのは、まず1つは官能的な魅惑のものと
もう1つは、反対にそういう憧れの異性に対しての純粋な気持ちなんですね~

みんな片思いって経験したと思いますが、その勇気の無い純粋な少年が
「一途になる想い、胸が苦しい毎日」は、それはそれは哀愁としかいえない姿と

そう周りに写って見えているんだろうなと勝手に
自分が自分で追い込んでしまっている時期.
あったんですよね~
(ちょっと文字表現難しいんですが・・)

そんな哀愁の時期も、歳を取った今では懐かしい遠い昔の大切な想い出ですな~!

年寄りのうわ言はこのへんで・

この作品は日本とイタリアの合同作品で、日本人監督がメガホンを取りました。
理想の脚本通りイタリアの美しい島でのロケーションにて完成させた作品でした。

今はどうか解りませんが、この映画の舞台イタリアは、物語にも出ているとおり
街では一家でスリをして生活しているというのが普通に存在していたようです。

私は当時、この映画の何年か後に、イタリアに行ったことがありまして
ローマに行くと主要な観光スポットに、子供たちのスリ集団がいましたね~!

日本では今も当時も考えられませんが、イタリアでは日常当然
映画の通り、子供達もスリをしているんだなぁと実感したのものです。

この主演男女は、まさにこの作品「エデンの園」のために生まれてきたと言えるぐらい
ピッタリ過ぎる容姿だったんですよね~ これまた二人とも。

ミケーレ役ロニーバレンテは、プロデューサーにスカウトされた新人だったそうですが、
すぐにファンクラブができるくらい本当に美男子で、当時のCMにもすぐ登用されてましたね

そして、アレッサンドラ役レオノーラ・ファニはイタリアでは女優として
いろいろな映画などに出演していたんです。

今でも検索してみるとイタリア映画作品が少し観えますよ。
もうずいぶん前のものなんですが、投稿していた人がいるんですね~
(まったくインターネットは凄いものですね~!)

制作   熊田朝男

監督   増村保造

脚本   レロス・ピットーニ
増村保造

撮影監督 マリオ・ブルピアーニ

美術   エンリコ・フィオレンティーニ

音楽   スティルビオ・チプリアーニ

キャスト

ミケーレ役    ロニー・バレンテ

アレッサンドラ役   レオノーラ・ファニ

ミケーレの母     アンジェラ・グッドイン

ミケーレの父     マッシモ・セラート

アルフィオ      マッシモ・リナルティ

それでは、哀愁の時代にロードショーされた想い出深きこの作品を
さっそくこのパンフレットから物語を観てみましょうかね~

【あらすじ】簡単に追想

綺麗な瞳の青年
肩口にぶつかった少年の眼差しにアレッサンドラは心を惹かれた。

ローマの美術館で絵の模写をするアレッサンドラは富豪の美術商の父のもと
何不自由なく暮らせる身分だった。

一方、ミケーレは貧しい暮らしで盗みをはたらく毎日だった。

ある日、美術館の階段でアレッサンドラの財布を失敬したミケーレ
翌日彼女にそれを返しにいくのだが、スリをしたことを悟られてしまう。

ミケーレはスリとバレてしまっても、悪びれることもなく振舞うのだ。
アレッサンドラは、そんなミケーレに今までにない印象を受けるのだった。

彼は、エトルリアの壺を見にいこうと彼女を誘った。オートバイで海岸線へ

ミケーレと行ったところは、街の中では想像もつかない美しい風景の見える場所だった。

楽しい時間が過ぎ、帰ろうとしたがエンジンがかからない。

ローマまで遠いため、近くの漁師小屋で一夜を過ごすことになった。

ミケーレは呑気にハーモニカを いつまでも吹いていた。

二人は時を忘れて幸せのひと時を過ごす。

食べ物はミケーレが見つけてきたイチゴやブドウ
そして透き通った海からは沢山の魚。

咲き乱れる野原を、二人は体に絵を描いて走り抜けるのであった。

ある時、ミケーレは土まみれになった壺をアレッサンドラに差し出した。
エトルリアの壺の話は嘘ではなかったのだ。

その頃、アレッサンドラの家では帰ってこない彼女に大騒ぎだった。

警察は誘拐事件とし、目撃者からの聞き込みで人相書きを新聞へ投稿

それを見たミケーレの兄アルフィオは、弟の大仕事だと喜ぶのだった。

アルフィオはミケーレの居場所は解っていた。

突然の兄の出現でミケーレは何のことか解らなかったが、次第に事態を知って
アレッサンドラを兄から守るのであった。

しかし、ミケーレの兄アルフィオはアレッサンドラの靴を持って
彼女の父へ身代金を要求したのだ。

巧妙に金を受け取ったアルフィオはミケーレの居る秘密の浜辺へ向かう。
そこを密かに尾行する警察がいた。

ミケーレに奪ってきた金を見せていた時に、すでに警察はそこを取り囲んでいた。
アルフィオとミケーレの兄弟喧嘩を警察は仲間割れと思っている。

アレッサンドラに寄ってきたアルフィオに狙撃銃が鳴った。アルフィオは倒れ
足を撃たれてしまったミケーレと彼女は森へ逃げるが、力尽き捕らえられた。

それと共に、美しいエトルリアの壺が哀しく砕け散ってしまう。

ミケーレは留置場へ入れられ、アレッサンドラは厳しい父のもとに。

ローマの夏の終わる時、アレッサンドラは街頭であの美しい幸せの場所
エデンの園」を描いた絵を売っていた。

ローマの刑務所へ外から声をかけるアレッサンドラ

「ミケーレ愛しているわ~!いつまでも待っているわ~!。」

それはローマの町に こだました言葉だった。

いや~! 書いているそばから、当時の哀愁を感じてしまった感じです。

この映画の頃、こういう哀愁の漂う物語が多かったと思うのは
私だけではないでしょう。

純粋だった少年時代の自分、映画館に独りで観に行った時の自分

同じようにそういう想い出がある方もいるでしょう。

親にも友達にも言えない切なさ、そんな想い出も自分でしか分からないけど
お金では決して買えない大切な経験だったですなぁ~!

我々の少年時代は、もちろん携帯ゲーム機やスマホゲーム等無かったですが、

今の少年達は、どういう思春期の思い出を創るのでしょうね~

今回は、深い胸の奥にあった本当に思い出深き映画でしたね~

今回もご一緒に懐かしき映画を追想いただき、誠にありがとうございました。

スポンサーリンク
Hulu

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする