「プレデター2」は続編としても、「新・プレデター」って感じだった




『 プレデター2 』
PREDATOR 2

平成2年  1990年 20世紀FOX作品

1987年にこの初作「プレデター」が製作されて、3年後
今度はジャングルではなく、街中で繰り広げられる内容で
いっそう面白い展開になるんじゃないかと期待して
観にいったものでした。

たくさんの人が暮らす街の中に、現れる怪物は現実生活に近く
思わせるため、少年にはワクワクしたストーリーなのでした。

前作のストーリーの続きみたいなシーンも、最後の方に語られる感じには
なっているのですが、まったくあの続きで始まるわけでもなく、また
今回は主演のアーノルドではなく、まったく別の俳優と
なっておりますので、ちょっと別話「新・プレデター」みたいな感じの映画ですね~。

ちなみに今回の主演ダニー・クローバーは、映画「リーサルウェポン
シリーズで世界的に有名になりました俳優さんでしたよね~

キャスト

マイク・ハリガン役      ダニー・グローバー

ピーター・キース       ゲーリー・ビュシー

ダニー・アーチュリータ    ルーベン・ブラデス

レオーナ           マリア・コンチータ・アロンゾ

ジェリー           ビル・パクストン

ハイネマン警部        ロバート・デビィ

プレデター          ケビン・ピーター・ホール

 

スタッフ

製作        ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、ジョン・A・デイビス

監督        スティーブン・ホプキンス

脚本        ジム・トーマス、ジョン・トーマス

撮影        ピーター・レビィ

音楽        アラン・シルベストリ

製作総指揮     マイケル・レビィ、ロイド・レビン

 

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

【あらすじ】簡単に追想

アメリカのロサンゼルスの街中、猛暑の日中から警官と銃撃戦の
コロンビア人麻薬組織エルスコーピオ一味。

警察の包囲を受け応戦していたが、突然天井から別の何者かに
族たちは襲われたのだった。

そこへ刑事のマイク・ハリガンが駆けつけ、待機命令を無視し突入。
ダニーレオーナ刑事も追うが、他の何者かと交戦していた一味の
跡は、血の海になっていた。

ハイネマン署長は、この不可解な事件を連邦局へ任せるため
ハリガンら刑事を捜査中止を命令。

この事件に連邦局のキースがやってきた。
その夜、高層マンションの1室で、麻薬王レイモンがジャマイカ人の
奇襲を受けて吊るされていた。

その時、突然見えない何かがジャマイカ人らを襲ってきた。
銃を乱射するが、次々と襲われていく。

恐ろしいこの現場に駆けつけたハリガン刑事とダニー刑事
事件現場の不可解な状態に、キースの退去命令を無視し
捜査を続けようと決める。

現場にダニー刑事が残って調べていると、正体不明の何者かが
現れてダニーは襲われてしまった。

ハリガンは長年の相棒を失った悲しみに、犯人を必ず捕まえると誓うが
地下鉄に乗って移動していたジェリーとレオーナ刑事も襲われてしまう。

ハリガンは姿は見えないが、何か動く様な姿の者を見かけ追いかけると
やがて連邦局といってたキースが、ハリガンを捕らえて捜査拠点へ
連行した。

連邦局捜査といっていたキース部隊は、戦場でのプレデターの事件から
説明し、このエイリアンを捕らえる計画をしているとのことだった。

生肉工場を住処としているようだったプレデターを
キース部隊は突き止めていた。

断熱服を着て、熱センサーで知られないように部隊は出動したが
戦士のプレデターも、紫外線センサーで感づき応戦してきた。

部隊もやられ、キースも出動するなかで
ハリガン刑事もプレデターとの闘いに向かうことになる。

生肉工場での戦闘から、ハリガン刑事はマンションの地下へ落ちて、
その場所にプレデターの本当の棲み家である母船にたどり着いた。

そして、最後の一騎打ちになったが、プレデターの武器を持って闘い
ハリガン刑事が間一髪プレデターから勝利を奪ったのであった。

そのプレデターが倒れた後に、何人ものプレデターが続いて現れたが
諦めたハリガン刑事に、勝利品として1丁の古銃を渡して消えていく。

そして、大きな爆音と共に、その宇宙船は去っていった。

いや~! なんとも言えない2作目のシナリオでしたね~

街にやってくるプレデターっていうのは興味があって良かったのですが
ある人物を個人的にプレデターが、尾行し何かの意味を付けるところは
はてな?マークが付いてしまいました。

それと、ラストのシーンでプレデター仲間が倒されてしまったのに
その人間を称え、賞品を与えるなんて何だったのでしょう。
主演のヒーローは無事に生還させたかったのでしょうか。

今回の作品は見た後に、こういった疑問点がけっこう残ってしまって
高得点がつけにくいシナリオだったような気がします。

まあ、とにかくプレデターシリーズがこの後に続々と製作されていく中で
この2作目は変わった方向性の感じに仕上がっていたと思いましたね~

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。