『 インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 』
Indiana Jones and the Temple of Doom
昭和59年 1984年 ロードショー作品
世界的大ヒットした、「レイダース 失われたアーク」から3年
考古学博士インディ・ジョーンズの冒険物語が再び製作されたのでした。
前作とは題名を変えて、インディジョーンズ博士の物語みたいな感じに
一新したんですね。
何でもそうですが、1作目が当たると次の作品に力が入るのですよね~
なんていっても、スタッフが強力でしたね~!
「スターウォーズ」のジョージ・ルーカスと「E・T」のスピルバーグ
この2人が初めて手を組んだ記念すべき作品だったようですよ~
1990年代の事ですが、アメリカのテーマパークに行った時に
このインディー・ジョーンズの迫力あるショーを観た事がありました。
やっぱり大ヒットした映画は、こういうテーマパークでも
定番アトラクション等に取り入れられるんですね!
とにかく、インディジョーンズのシリーズはこの後も何作か作られましたが
この作品が一番迫力あり、最も優良に作られていたのではないでしょうか。
今回の主演女優であるケート・キャプショーも、凄く魅力的な感じで
綺麗な金髪美女でしたからね~
これも少年だった私には観に行く理由の1つだったかもしれません。
キャスト
ジョーンズ博士役 ハリソン・フォード
ウィリー・スコット ケート・キャプショー
ショート・ラウンド キー・ホイ・クァン
モラ・ラム アムリッシュ・プリ
チャター・ラル ロシャン・セス
ブランバート フィリップ・ストーン
スタッフ
製作総指揮 ジョージ・ルーカス
フランク・マーシャル
製作 ロバート・ワッツ
監督 スティーブン・スピルバーグ
脚本 ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ
撮影 ダグラス・スローカム
音楽 ジョン・ウィリアムズ
原作 ジョージ・ルーカス
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
1936年、上海。 あるクラブで華やかなショーが開かれていた。
その中心で歌を披露する金髪美女の歌手、ウィリー・スコットがいた。
そこへ白いタキシードを着た男が入ってきた。
彼の名前は、インディ・ジョーンズ 秘宝の研究者 考古学博士である。
上海へ来たのは、上海の裏ボスでラオ・チェと取引する為であった。
取引のテーブルに歌手のウィリーが近づいてきたが、彼女にかまわず
インディはダイヤの取引を要求する。取引を拒むボスに、ボーイの姿を
していたインディの仲間が拳銃を向け脅し、取引が成功したかに思えた。
しかし、インディの飲み物に毒が仕掛けられていたのである。
形勢逆転となってしまい、ボーイも撃たれてしまった。
クラブは大混乱になり、ボスのラオ・チェとインディの闘い
解毒剤は床に転がってしまい、インディが取ろうと必死に。
ウィリーは転がったダイヤを追っている。
銃撃で襲ってくる手下にインディはウィリーを連れて窓から逃げたのであった。
ちょうど下で待っていた。その運転手はなんと少年ショート・ラウンドであった。
逃げるカーチェイスの中、インディは解毒剤を飲んで助かり空港へ
しかし乗り込んで飛び立った飛行機は、ボスの会社のものだった。
燃料を空にした操縦士は、飛行機を捨てパラシュートで脱出していった。
飛行機は真っ逆さまに落ちていく。インディと一行は、墜落寸前
救命ボートで脱出し、雪山から急流へ落ちていった。
どうにかボートは穏やかな所に落ち着いた。
ここはインドのメイアプールという場所だった。
あるシャーマンという老人に出会い、錆びれた村に着いた。
ここのバンコット宮殿に悪魔の化身が住み、子供達を攫っていったという。
そんな折、一人の子供が村へ逃げて戻ってきた。その傷がついた体に
インディは助けることに決めた。その子が持っていた布きれには
5つの聖なる石の伝説が描かれていたのを見て、インディの興味は膨らむ。
翌日、象に乗って一行は宮殿へ出発した。ジャングルを抜けて宮殿を発見
城へ着くと、3人は王の宴に招かれることに。
しかも王は、まだ少年であった。
宴に出された料理に、3人は愕然とした。大蛇の丸焼き、虫のフライ、猿の脳みそ
など、ウィリーは気を失うくらいのゲテモノ料理だったのだ。
夜になり、インディの部屋に殺し屋は現れた。一戦を逃れたインディは
部屋で秘密の入り口を見つけた。
そこへ入って行くと、おぞましい昆虫の大群が待っていた。
次の部屋へ行くと、そこに針の仕掛けが襲ってきた。
必死で逃れた一行が見たのは、怪しい地下の神殿で生贄の儀式だった。
インディはそこで、輝く3つの石を見つけるが
少年ショートとウィリーが捕らわれてしまう。
ここで子供達は、奴隷として連れて来られ、残りの2つの石を
子供達に掘らせていたのだ。
インディも傭兵に囲まれて捕まってしまい、魔術の液体を飲まされてしまう。
そして、今度はウィリーを生贄に儀式が始まった。
少年ショートが自分の鎖を外し、インディとウィリーを助けに向かう。
魔術にかかってしまったインディに、ショートはたいまつの炎を着き付け
インディは正気を取り戻す。
インディは子供達を解放すると、多くの子供達が逃げ出していく。
頑丈な大男にどうにか勝ったインディは、3人でトロッコへ乗って走る。
しかし、そのトロッコに追いかけてくる手下達が迫る。
危ないレールをスピードを上げて走るトロッコ。
息も抜けない危険な逃走劇だった。
出口が見えてきて、どうにかトロッコから降りれたが
崖の橋でモラ・ラムの傭兵達に囲まれてしまった。
インディはショートとウィリーへ掴まる様伝え、橋のロープを切り落し
つり橋は真っ二つに壊れてしまう。下の川にはワニの群れが待っている。
インディと2人はどうにか落ちずに掴まっているが、モラ・ラムと数人の
傭兵が残っていた。インディとモラ・ラムの落し合いが始まり
バッグの中の3つの石が燃え始まり、それを掴んだモラ・ラムは
その熱に手を焼かれ、下へ落ちていった。
対岸の傭兵達が弓矢でインディたちを襲うが、駆けつけた鉄砲隊に応戦されて
逃げていった。
こうして無事、インディは村の石を長老へ返し、連れ去られていた子供達は
村へ戻ることができたのだ。
完
いや~! 最後のトロッコでの迫力あるシーンはドキドキしたもんですね~!
今でも何かの番組で取り入れられているものですが、スピードとスリルは凄い
脚本だったと思いますよ!
このパンフレットのプロダクションノートを見ると、さすがに2人の巨匠
ジョージ・ルーカス&スピルバーグのタッグは優れた作品を作り出したはずですよ。
細かい作りのミニチュアセットを使っての迫力あるシーンは、ジョージ・ルーカス。
迫真に迫る演出は、さすがスピルバーグの力量が入っていましたからね~!
まったく たいした作品に仕上がったものでした。
当時少年だった私も、この贅沢な作品に満足したんだろうなぁと思いましたね!
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。