ローマ帝国題材の官能描写に少年は興味を抱いた映画「カリギュラ」

{カリギュラ}
CALIGULA

昭和55年  1980年度ロードショー作品

このパンフレットを見て、当時の少年(私)が果たしてこの映画を観れたのか?
というぐらいハードな描写場面もある作品となってましたね~!

まぁ、製作側としてはちゃんとしたローマ帝国時代の王室を物語ったものとして
一般映画なのだということですが、けっこうハードコアのシーンもあるので、
芸術作品かポルノ的作品か難しいところでしょう。

いずれにせよ、当時思春期の少年の興味はそういう描写場面なのでした!
日本で言うと懐かしの「秘法館」みたいなオブジェも出てきたりしてますし。
もっとも、日本では当然の事ながら映倫によるモザイク処理はされていないと
公開できなかったでしょうけどね。

この作品は、当時「ペイントハウス」という(比較的成人向け)雑誌のオーナーである
ボブ・グッチョーネという富豪が、巨額を投じて「ローマ帝国の官能と退廃」を描いた
この長編作品を完成させたとのことです。

実際に存在したといわれる「カリギュラ」とは、西暦37年ローマ帝国の第3代目皇帝で
25歳の若さで即位したとのこと。その若さゆえ、思うがままに暴力的&残虐さと秘めた
異常愛を宮殿の内側に飾ったのでしょう。

この作品は当時、世界各国で公開されたのですが、その国その国の規制によって
カットされる場面が違っていたようでした。

映画としては長編に入る1時間43分という作品(このパンフレットに記載されている時間)ですが本当の時間はもっと長いものだったのでしょうね~

自信満々で初公開された「カリギュラ」という映画は、アメリカで様々な批評、批判を受け
その噂にさらに人々に知れ渡った結果、連日観客の長蛇の列で大ヒットとなったみたいです。

まったく、人間は「変態的で過激な映画だから観ないほうがよい!」と報道されると、逆に興味が広がってしまうんですね~!おもしろい生物です。

キャストについて、やっぱり思春期の少年でなくても興味を持つくらいの綺麗な女性が
たくさん出てきますが、このパンフレットでは特に細かくは紹介していません。

カリギュラ役には、「時計じかけのオレンジ」に主演した、マルコム・マクドゥエル
ティベリウス皇帝に、「アラビアのロレンス」で有名のピーター・オトゥール
ドルシラ役は、テレサ・アン・サボイ となっています。

この過激な描写(ハードコア)はこの記事面ではお見せできませんが、
簡単にストーリー(あらすじ)をこのパンフレットから
ご紹介しますね~!

『あらすじ』簡単に追想

紀元前1世紀前半、ローマ帝国
その頃の王室は裏切りと陰謀などの匂いが漂っていた。
風俗、文化、官能の歓びを人々は追い求める日々。
カブリ島から皇帝の座に戻ってきたティベリウスは、疑い深い性質で凶暴だった。

サボっていた親衛隊を剣で引き裂いたり、甥の子であるカリギュラを毒殺しようと
試みていた。元老議員が命をもって、この体制を変えようとしても答えない。

カリギュラは次の皇帝の座を指名されるのだが、ティベリウスの心変わりが不安であった。
寿命まじかのティベリウスに、部下の親衛隊長マクロが最後の手を加え
カリギュラはついに皇帝になったのである。

しかしカリギュラは、すでに狂ってしまっていた。想像を絶する恐ろしい仕業。
自分の嫌いな者、邪魔な者を首切りする見せ物を行ったりするのだった。

姉のドルシラの勧めでカエソニアという女をとする。しかしドルシラとカエソニアは
レズビアンとなるが、その秘め事にカリギュラも交わるのであった。
またそれを覗き込む宮廷の女たちも刺激を受けてもつれ合うのである。

親衛隊のひとりがカリギュラに結婚式を与えられる。乱交パーティの中でカリギュラは
その花嫁を犯してしまう。花婿も酷い仕打ちを受けてしまう。

カリギュラの奇行はさらにエスカレートしていく。愛馬を元老院に任命したり、
カエソニアの出産を公開したりと、まさに異常な仕業であった。

ある時、カリギュラは病になり完治したとたん、最愛の姉ドルシラが同じ病にかかり
息を引き取ってしまう。カリギュラの悲しみは、さらに彼を狂人に変えていく。

彼は元老院議員たちの妻を使って売春船を作ろうと考えた。
黄金の船の中は、まさに酒池肉林となってこの世のものとは思えない淫らな光景。
カリギュラは、この船の売り上げは国家の財源だと訴えた。

この4年間の皇帝の座は、ある日崩れ去っていく運命となる。

カリギュラの王座に、我慢できない者たちが出現するのは当然であった。

親衛隊員や医者は、密かに傭兵を雇いカリギュラの暗殺を計画していた。

そして劇場でそれは起こったのである。

カリギュラとカエソニア、その子供、側近の者
階段に血を染めて終わりを告げたのであった。

知恵遅れと言われた叔父クラウディウスは頭に王冠をのせられて、
親衛隊に担がれたのである。

いや~! 当時少年だった私には、後半の酒池肉林船のシーンなんかは
ちょっと刺激が強すぎたかもしれませんね~!当然モザイク処理だったとは
思いますが、ここはまさに成人用なのでカットされていても仕方ないところです!

それにしても、やっぱり日本ではけっこうカットされていたこと
ユーチューブで比較したら分かると思いますよ~

今は便利な世の中になったもので、ネットで検索するといろいろ分かりますね~。
世界中の誰かが、こんな古い映画の動画をアップしているんですから凄い時代に
なりましたね~!まったく。

こうしてこのパンフレットを見て振り返って思い出した映画でしたが、
何十年も経っているのに変わらないのは、人間の興味というものでしたね~

人間の欲望や興味は、西暦1世紀でも西暦21世紀でも同じなんですかね?

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。

スポンサーリンク
Hulu

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする