リトルロマンス
A Little Romance
昭和54年度 1979年 作品
ついにこの作品を追想する番となりました~!
う~ 胸がジーンとなります。
私は思春期の頃、この映画を独りで観に行ったものでした。
それも、何度観に行ったことでしょう!(8回以上?)
恥ずかしいので、友達らには決して言えませんでしたよ。
というか母親にも兄弟にさえ言わなかったと思いますね~
当然、「お前は、なに ロマンチックな映画観に行ってんだよ~!」
と言われてしまうのが恥ずかしかったからでした。
でも、この頃は本当に憧れのヒロインとかが 現れるんですよね~
まさに男子も女子も異性への芽生えが絶好調になっているんですよ!
もう 寝ても覚めても、憧れのヒロインのことばかりで
学校の授業中でも、上を見てボ~っと頭に浮かぶんですね~
(思わず、あの頃に返って熱くなって書いてしまっております!)
そういうことで、この映画のヒロインは若き日当時の私を占領してしまいました。
当時、映画雑誌で「ロードショー」「スクリーン」とかっていう月刊誌がありまして
もう毎月、毎回、両方買って そのヒロインの切り抜きをむさぼりましたよ。
また映画館へ行くと、午前中から夕方まで何回も観て帰りましたねこの映画だけは。
まるで、そこに恋人が居るかのように(会いに行くように)
これを読んでる全国の中高年のみなさんで当時私と同じ気持ちだった方が
一人ぐらいいるかもしれないと、期待して熱く書いてしまい
失礼いたしました。
ここで胸が苦しくなりそうですが、簡単にあらすじを振り返って追想してみましょうね~
【簡単に あらすじ】を追想 パンフレットをみて
フランス,パリ郊外のあるアパートにタクシー運転手の父と住む少年ダニエル(テロ二にアス・ベルナール)は13歳だが、頭も良く数学的に馬券の予想も凄い。映画も大好きでロバートレッドフォードの大ファンだ。
ある日ベルサイユ宮殿へクラスと見学に行った時、ローレン(ダイアン・レイン)という
可愛い娘に会う。
そこでは映画撮影が行われていて、その監督と仲の良い母親と一緒に来ていたローレンは退屈そうだった。ダニエルはローレンと意気投合し、再会の約束をする。
ルーブル宮殿で二人が会っている時、ダニエルが蹴ったボールがジュリアス(ローレンス・オリビエ)という老人に当たってしまう。
二人はジュリアスから話「ため息の橋で永遠のサンセットキスの伝説」について聞いた。
ダニエルはローレンからパーティに誘われたが、はしゃぎすぎて母親らから嫌われてしまった。それでもしだいに二人の絆は深まっていった。
しかしある日、ローレンが両親の都合でアメリカに移ることに。
二人は資金を手に入れて、ベネチアにある「ため息の橋」へ行く決意をした。
そこにジュリアスも手伝ってくれることになった。その資金を馬券で儲けようと考えた。
ジュリアスの助けもあり、運よく出発へ。ローレンの両親は捜索願を出し見つけ出そうとしていた。
自転車レースに混ざってベネチアへ向かった3人だが、ジュリアスは警察に捕まってしまう。
ジュリアスはスリの名人だったのだ。
ようやくダニエルとローレンはベネチアにたどり着く。
サンセットキスはジュリアスの作り話と知った二人だが、ゴンドラに乗って夕陽のキッスをしたのであった。そして、お別れの日が訪れた。
~ 完 ~
このテーマソング(サントラ盤)も何回も聴いていました。
出逢う場面のセリフも覚えてしまい、頭にこびりついてました。
(言葉を何回も聴くと覚えてしまうのは、幼児もそうなんだと解った)
ロードショーが終わってしまった後も、私の心の火は消えず
ついには親にタイプライターをねだって買ってもらって
(今の若い方はタイプライター??て思うかもしれないけど・・)
英文で熱い想いを手紙に打って、初めてのエアメールを出したのですね~
そうです、この映画の主演の女の子「ダイアン・レイン」へ送ったんです~!
とにかく寝ても覚めても、壁を見ても、ドアを見ても 部屋中
切り抜き写真ですからね~ 逃げられませんこの娘から
そしたら、その数か月後 なにやら英語の封筒が!!
なんと、私にエアメールが届いたのです~
英語でなにやら書いてますから、辞書で調べて訳してましたが
そんなことより、サイン入り写真が!!
一緒に入っていたんですね~ 裸体じゃねいけど鼻血が
出そうなくらいひっくり返ってしまったのを覚えてますね~
今でも押入れの奥に、まるで家宝の様に保管してありました。
いや~ これを書いている私は、すっかり当時の自分に還ってしまいました。
胸がジーンと目頭が熱くなってしまいましたねぇ~。
(あの頃に還えれた様な気持ちでした)
これが当時のサイン入りモノクロ写真です。
まさに、お金では買えない過去の宝なのですね~!
若かったなぁ~ ダイアンレインも私も。
はぁ~っ ため息。 あ、 すいません。
もう涙で目の前が見えないため、この辺で この記事終わります。
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとうございました。