この映画でアメリカのパトカーが欲しくなった「ブルースブラザーズ」




ブルース ブラザーズ
The Blues Brothers

昭和56年  1981年ロードショー作品

黒い帽子にサングラス、黒いネクタイに黒のスーツ姿の2人の男

片方は太っちょでずんぐりむっくり、もう一方は長身スマートだがどこか抜けている。

中古の旧式白黒パトカーに乗っている「ブルース ブラザーズ

当時この2人が乗っていたパトカーがすごくカッコよく思えて欲しかったなぁ~!
こんなの乗っていたら目立つだろうなぁ~!なんて思っていましたね~

このパンフレットによると、この映画上だけではなく実際にアメリカのTV番組に
1977年登場した「ブルースブラザーズ・バンド」はそのユニークなキャラもあり
アルバム250万枚以上を売り上げ、プラチナ栄誉を受けていたようですねぇ~

リズム&ブルースで、歌って踊る2人のコンサートは会場を湧かせます!

ロックバンドでいて、警察に追われる2人がとっても面白かったんですね~

この映画は3つの要素を合体させた今でいうマルチ的作品だったのです。
ミュージカル映画、コメディ映画、カーアクション映画という3つの合体映画なんです!

その昔、アメリカのユニバーサルスタジオのパレードでこのブルースブラザーズが
やっぱり白黒のパトカーに乗って行進していましたよ。
(今はもう時代によって変わってしまったかもしれないですがね)

プロダクションノートにありますが、この映画の制作にシカゴ市、イリノイ州
が本物の州兵、シャーマンタンク、騎馬警官などを協力したという事でした。
さすがアメリカはやる事が違いますね~!

 

カーアクションシーンでも、いったい何台の車を壊したんでしょう?と思うくらいでしたが、
全部で合計60台の車を用意して、使いまわしで撮影されていたようです。

 

この映画については記事も書ききれないほどですが、出演者から見てみましょう。
当時の「ゴーストバスターズ」のダン・アクロイドや「スターウォーズ」の
キャリーフィッシャーと、意外と面白いキャストが入っていたのが分かりますね~

キャスト

ジェイク・ブルース        ジョン・ベルーシ

エルウッド・ブルース       ダン・アクロイド

ジェームズ牧師          ジェームズ・ブラウン

カーチス             キャブ・キャロウェイ

レイ               レイ・チャールズ

謎の女役             キャリー・フィッシャー

ナチ指揮官CIA         ヘンリー・ギブソン

スタッフ

監督      ジョン・ランディス

制作      ロバート K・ウェイス

脚本      ダン・アクロイド  ジョン・ランディス

撮影      スチーブンM・カッツ

音楽監修    アイラ・ニューボーン

それでは、このパンフレットを見ながら簡単に物語を
観てみましょうかね。

【あらすじ】簡単に追想

イリノイ州、ジョリエット刑務所から一人の男が出てくる。
黒ずくめの姿にサングラス姿、ずんぐりむっくりの男の名は
ジェイク・ブルース

その門前に待っていた長身のスマートな男は同じような姿
エルウッド・ブルース

払い下げのパトカーを乗って、二人は育った孤児院へ訪ねる。

その孤児院は今 税金の滞納によって差し押さえられてしまうらしい。

メアリー尼は二人の汚いお金は受け取らないからねと断言する。
長年ここで音楽を教えてくれていたカーチスは、ジェームズ牧師のいる
ロック教会へ行くように勧めた。

ロック教会へ着くと二人はその熱狂的な集会に大きく影響を受け
自分たちの昔のバンドを復活させようと決意した。

 

バンド復活させて、その収益金で孤児院の危機を救うつもりなのだ。

 

しかし最初から困難が二人の行く手を塞ごうとするのであった。
二人に過去の復讐をしようとしていた警官が待っていたのだ。

 

その警官とのショッピングセンターでのハチャメチャなカーチェイス。

また、物騒な大型武器などを使ってジェイクの命を狙う謎の女も出現。

それでも二人はバンドのメンバーを探し、復活の説得を試みる。
悪戦苦闘しながらも、ひとりまた一人と取り戻していくのだった。

 

また途中、ナチス党員の反感をかってしまい敵をまた増やしてしまう。

 

やっとのことで、バンドメンバーと楽器が揃ったが契約を取るのに
またもやハチャメチャな事をしでかし、再び別の連中に追われることに。

 

孤児院のカーチスと子供達の配ったコンサートチラシによって反響が広がり、
多くの観客が集まるようになるのだが、それを聞いた宿敵の警官ら、
2人を狙っている連中も一緒に集まって来るのであった。

いよいよコンサート当日、ジェイクとエルウッドは車のガス欠になって
なかなか行けないのであった。

 

二人が来ないコンサート会場はどうにか来るまで引っ張っていた。

 

どうにか会場に辿り着き、やっと得意の「リズム&ブルース」が演奏された。
そしてこの彼らのコンサートは絶好調に湧きあがったのだった。

 

ステージを終えて楽屋に引き上げると、そこには多額の契約金を持って
レコード会社の社長だった。

 

ところが、会場にはいっぱいの警官らも待ち構えていたのだ。
それを知った二人は、床下を抜けて退散。

 

トンネルを抜ける二人に、今度は再びあの謎の女がマシンガンを手に待っていた。
なんと彼女は昔ジェイクが結婚式をすっぽかした元恋人だった
なんとかそんな彼女をなだめて説得し、車でシカゴへ走った。

 

そしてまたもやパトカーに追いかけられ、またカーチェイス。

 

彼ら二人を追いかけるのは、パトカーの他に恨みをもったナチス党員
ついには、軍隊までも出動してきた。

 

やっとの思いでシカゴの税務署に着いた彼らは、無事に孤児院の税金を支払った
とたん何十人もの警官と兵隊に囲まれてしまった。

 

ジュリエットの刑務所食堂で「監獄ロック」のご機嫌な音楽が聞こえる。

 

ブルースブラザーズは監獄でもリズム&ブルースで観客を沸かせていた。

いや~出来ることなら、映画館でもう一度見たいなぁ~!と
今こうして書いているうちでも思ってしまいましたよ~

彼らの「リズム&ブルース」って本当にアメリカらしい良さですよ!

また、ジェームズ・ブラウンって世界的にも有名でしたもんね~

とにかくこの映画ほど当時贅沢な演出の作品は無かったと思いますよ。

音楽あり、コメディの面白さあり、カークラッシュありと贅沢な3つの要素
を持っていましたからね~

当時、少年だった私も目まぐるしい場面に大変面白く感じていたと思います。

そして、この映画を良かったなぁと思い出してくれた方もいたでしょうね。

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。