バーチャル世界から目覚めるとこが良かった「トータル・リコール」




 

『 トータル・リコール 』
TOTAL RECALL

平成2年  1990年 アメリカ作品

1990年度、全米興行収入第1位作品だったといわれるこの映画
アーノルド・シュワルツェネッガー主演の作品は90年代に
本当にたくさん製作されていましたよね~

90年代になって日本でも、年号が昭和から平成に変わって
SF映画の映像技術もかなり進歩していきました。
そんな中で、当時の最新映像技術を駆使して作られたのが
この作品「トータル・リコール」でした。

バーチャル・リアリティ」の世界を体験していた主人公は
本当の現実に何かが違うと気がついてしまう。そして
大切な使命の何かを忘れさせられていることを突きとめ始める。

未来の地球と、火星の地を舞台に繰り広げられる謎解きストーリー
アーノルド・シュワルツェネッガーのクエイド役も見事に
はまって仕上がっていましたので、ヒットに繋がったのでしょう!

キャスト

クエイド役      アーノルド・シュワルツェネッガー

メリナ        レイチェル・ティコティン

ローリー       シャロン・ストーン

コーヘイゲン     ロニー・コックス

リクター       マイケル・アイアンサイド

ジョージ       マーシャル・ベル

ペニー        メル・ジョンソンJr

マクレーン      レイ・ベイカー

トニー        ディーン・ノリス

 

スタッフ

製作        バズ・フェイトシャンズ  ロナルド・シュゼット

監督        ポール・バーホーベン

脚本        ロナルド・シュゼット ダン・オバノン ゲイリー・ゴールドマン

撮影監督      ジョスト・バカーノ 

音楽        ジェリー・ゴールドスミス

 

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

【あらすじ】簡単に追想

西暦2084年 火星は今や地球の植民地となり
宇宙船建造のためのタービニウムという鉱石を採掘していた。

大気の無い火星では、過酷な生活環境に加え
人々はコーヘイゲンという統治者の圧政に苦しめられていた。

空気の供給の権利を掴んでいたコーヘイゲンは
民衆を事実上奴隷のように従わせ、私腹を肥やしていたのだ。

その中で、民衆の不満から抵抗軍も発生し各地で破壊活動も
勃発していたのである。

そのレジスタンスの指導者はクアトーといわれていたが
その正体は未だに解っていなかった。

所変わって地球、
クエイドという一人の男がいた。彼は毎夜、火星の出来事の夢をみて
うなされ続けている。

ある日、クエイドはリコール社で行っているバーチャル旅行を記憶に
収めることができるリコールマシンの体験をしてみるのだった。

クエイドは、火星で諜報部員になり美しい女性と共に任務を果たすという
ストーリーでバーチャル体験を無意識に選んだ。

しかし、なぜか体験はうまくいかなかった。
これをきっかけに、クエイドは本当に火星にいたという記憶が
消されていることに気づく。

妻のローリーに事情を話すと、彼女は夫のクエイドに銃を向けた。
彼女は火星の支配者コーヘイゲンの命令で、記憶を消されたクエイドを
見張る役目をしていたことが判明。

クエイドはローリーの通報による手下達の追撃をかわし
逃げる途中、謎の男からスーツケースを渡される。

中には火星行きの準備品が入っており、本当の自分がVTRで映った。
そしてその自分は、今までの本当の事情を語ったのである。

本当の自分を知ったクエイドは、夢か事実かを確かめるため
火星へ飛んだ。

コーヘイゲンの手下リクターの執拗な追撃をかわして
火星のバーでメリナというホステスを訪ねた。

彼女は、夢に出てきた女性にそっくりだったが
クエイドを見たとたん、嬉しそうに抱きついてきた。
しかし記憶のないクエイドに彼女は戸惑う。

ホテルに戻ったクエイドに、妻のローリーとリコール社の博士が
これは夢の中の出来事であるから、戻って来なさいと説得に来た。

しかし、クエイドは2人の嘘を見破って反抗した。
その作戦の失敗を知って、手下が駆け付けクエイドは危機一髪

その時、メリナが現れクエイドを助けに来たのだ。
そして一緒にレジスタンスの基地へ向かうのである。

レジスタンスの仲間らは、クエイド(ハウザー)の持つ重要秘密を
知るため、レジスタンスの指導者クアトーに会わせる。

クアトーが姿を現すと、超能力でクエイドの隠れた記憶を探った
それはハウザーが知った火星の重要秘密のことであった。

火星の鉱山地下深くに、大気を発生させる反応炉の存在だったのだ。

間もなくリクターの追手が基地へ進撃してきた。
そして、指導者クアトーは撃たれてしまい
クエイドに反応炉を作動させ、火星に平和をもたらしてくれと
願って息を引き取った。

捕らわれてしまったクエイドとメリナ
コーヘイゲンのもとへ連れて行かれ、記憶を再び消されそうになる。

必死で機械から逃れた2人は、反応炉へ目指して逃げていく
それを執拗に追いかけるリクターの一味

そして、逃亡の末 コーヘイゲンの阻みもメリナの助けによって
どうにかクエイドは反応炉のスイッチに手をかけた。

どこかのエイリアンが作ったとみられる、その大気発生装置が作動!

地下に眠る大量の氷がたちまちに地表に蒸発
酸素ができ、大気が一気に広まって

はち切れそうだったクエイドの体も元に戻っていった。

火星の苦しんでいた住民たちも、発生した空気によって
命を吹き返したのである。

今、見ているものは現実なのか。それとも夢なのか?
バーチャルリアリティの世界って、今では言われて知られていますが
この当時は、まだそんな言葉無かったのではないでしょうかね~

今では夢の世界への旅行なんて可能になった時代ですから
ますます現実かバーチャルなのか解らなくなってきますよね~!

まったくの余談ですけど、ある科学者によると、
今こうして毎日生きている世界自体、実はバーチャルだと
言っているのを聞いたことがありますけど
なんとなく、そう言われると不安にかられてしまうものですよね~

それにしても、シャロン・ストーンはセクシーでした~!
(最後にすいません これも書き忘れていたもので・・)

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。