『 バック・トゥ・ザ・フューチャー 』
BACK TO THE FUTURE
昭和60年 1985年 ユニバーサル 作品
1970年中盤から1980年代、映画少年だった私は
観る映画に自分独自で点数と感想をつけていました。
確かにとても良い感動する映画はたくさんあったのですが、
それでも、どこか細かい点をマイナス点にしていた為、
厳しい採点だったと思います。しかし、この作品は
最高点をつけたと覚えている映画だったと覚えていますね~!
タイムトラベル映画って、けっこうそれまでもあったと思いますが
細かいところで、ツジツマが合わなくなっていて
そこまで細かい点を表現していなかったんだと思います。
この今回パンフレットから追想する映画「バック.トゥ.ザ.フューチャー」は
そんな細かい点までもシナリオとして表現されていたので
当時映画少年だった私も、この作品に高得点をつけたのでしょう!
初めて映画の題名を見た時、何の映画かパッとは解りませんでした。
日本語ではなく、そのままの英語題名だったのだからでしょう。
英語が解らない日本人は特になんていう意味か不明ですから・・
それまで日本公開する洋画は、日本人にパッと解りやすい題名にして
公開していましたから、そのままの英語では動員に厳しいのではと
思っていました。
日本語訳だと「未来に戻る」という感じなのですが、この題名だと何か
ダサいものがあったんでしょう。
この作品で英語のままの題名でもヒットするんだという、皮切りになった
のではとも思います。
とにかく、少年だった私にとって最高点のひとつとして
この映画は残りましたね~!
やっぱり、スピルバーグは少年の心を掴む、感動を作れる凄い映画製作者
だったんですよ!
キャスト
マーティ役 マイケル・J・フォックス
ブラウン博士 クリストファー・ロイド
ロレーン リー・トンプソン
ジョージ クリスピン・クローバー
ビフ トーマス・F・ウィルソン
ジェニファー クローディア・ウェルズ
デイブ マーク・マックルーア
スタッフ
製作総指揮 スティーブン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
キャスリーン・ケネディ
製作 ボブ・ゲイル、ニール・カントン
監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス、ボス・ゲイル
撮影 ディーン・カンディ
音楽 アラン・シルベストリ
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
1985年、科学者ブラウン博士の研究室に高校生のマーティが登校途中に来た。
TVでは、リビア過激派がプルトニウムを盗んだというニュースが流れていた。
そこへ 1週間も行方が分からないブラウン博士から電話がある。
「マーティか! 深夜1:15にビデオを撮影に来てくれ!場所はアーケードだ!」
学校から帰ると、パパの車をぶつけてしまった上司のビフが文句を言っている。
デートに借りようと思っていた車が壊れてガッカリだ。
でもパパは気が弱く、壊した上司ビフに逆らえないのだった。
食事の時、ママは30年前のパパとの出会いを話していた。
木から落ちてきたパパとの出会い、思い出のパーティでの話など
もう何回も聞かされていた。
マーティがその夜ぐっすり寝込んでいると、博士から電話だ。
急いでアーケードへ着くと、そこにブラウン博士の愛犬アインシュタインが
待っていた。そして、トラックの後ろハッチが開き白い煙の中から
改造されているようなデロリアンという車が出てきた。
博士が車から降りると、「マーティ、カメラをまわせ最高の実験成果を撮るのだ!」
マーティがその車の説明を聞きビックリするが、さっそく実験が始まる。
車に愛犬を乗せて時計を合わせる。ラジコンで車を操作し
速度が時速88マイルになった時、時空を超えるというのだ!
カメラを持ったマーティが博士に連れられ並び、計算されたように位置に着く。
博士がスタートボタンを押すと、デロリアンは加速しながら走ってくる。
博士の言うとおりに高速になると、デロリアンは2人の前から消えていった。
「どこへ行っちゃったの??」とマーティが。
「1分後の未来のこの場所だよ!」 「??・」
しばし話ししていると、アラームが鳴り そこへ再びデロリアンが現れたのだ!
中から無事だった愛犬が確認された。
実験成功だと博士は喜び、これから自分で乗り込んで時空を超えてくるぞと。
そこへ一台の怪しい車が迫っていた。
博士にプルトニウムを奪われたリビアの過激派が乗り込んできたのだ。
逃げようとした博士はマーティの見てる前で、撃たれてしまった。
マーティも間一髪、デロリアンに乗り込み 逃げる。
アーケードの中で走りまわるデロリアンに過激派がロケット弾を構えてきた。
そこで、全速で走るとデロリアンは時速88マイルになった。
とたん、違う場所に着いたデロリアンは農場らしき納屋に突っ込んでいった。
農場の家族が大きな音で駆けつけると、そこには得体の知れない乗り物と
宇宙人のような防護服姿をしたマーティに驚き、ショットガンを撃ってきたので
慌てて車を走らせ、そこから逃げ出したマーティ。
人知らぬ場所に車を置いたマーティ、夜が明けて歩いて町へ行ってみる。
なんと、そこは30年前の1955年11月だと新聞で分った。
近くのレストランに入ってみると、高校生連中が一人の真面目そうな生徒に
言いがかりをつけている。話を聴いていると、どうやら30年前のパパだ!
上司となるビフに30年前から脅されているのか?
パパのジョージの後を追っていったが、木の上からある家へ覗き見している
ジョージの姿を見かける。すると木から滑り落ちてしまい車に轢かれそうに
なったジョージをマーティが助けて代わりに気を失ってしまった。
気がつくと、ベッドの上に寝ていたマーティ。
「変な夢を見たなぁ~」と「そうよ無事1955年に戻ったわよ」と
ベッドの脇でマーティを見つめる女の子は、
「あなたは、マ、ママ?」なんと30年前のママ、ロレーンだった。
気がついたマーティは30年前のママの家族と夕食を頂くことになって
不思議な感じであった。
急いで、当時のブラウン博士の家を訪ねた。
博士はマーティの話に初めは信じられなかったが、誰も知らない
ブラウン博士のひらめきを話すと、ビデオを見てくれ
未来に戻れるよう協力することになった。
「時計台に雷が落ちる日」まで準備しなければならないが
「それまで誰にも関わることをしないように!」博士は言った。
しかし、パパとママの結びつける原因はマーティが奪ってしまってる。
持ってきた写真を見ると、影が薄くなってしまっているのだ。
どうにかしてママをパパとダンスパーティで結ばせなければ
自分も兄弟も生まれては来ないことになってしまう。
マーティは、パパのジョージにママを誘うよう説得する作戦に。
しかし、パパはそんな勇気はない。
しかもライバルのビフも、ママのロレーンを狙っているのだ。
ある時、マーティはビフ達とトラブルになり
町の中央で追いかけっこをし、見事にビフを恥さらしにしてやった。
それを見たロレーンは、益々 マーティを気に入ったのだ。
待ちに待ったパーティの日、ジョージと作戦を実行するが
ビフが突然に入ってきて、思わぬジョージの一発が決まった。
マーティは音楽バンドの演奏に加わり、ジョージとロレーンの
結びつきを達成できたのだ。
消えかけた写真も元に戻って、元気を取り戻した。
そして、マーティは急いで雷の落ちる時計台へ
博士が準備していた計画で、ぴったりと雷の電力で
次元転移装置が作動。
無事に1985年の町に戻ったのだ。
あの夜、博士が過激派に打たれてしまった場所へ急いだマーティは
デロリアンで逃げ惑う、その時の自分の姿を見かけた。
そして、やっぱり撃たれて倒れている博士のもとへ行き
ショックで落ち込んだ。
すると、博士は起き上がり 生きていたのだ!
30年前にマーティから渡されたポケットに入った手紙を
しっかりと呼んでいたのだった。
マーティは翌朝、リビングへ降りていくと
お兄さんも、お姉さんも様子が変わってしまってる。
ママとパパも全然様子が変わってしまって、
ビフの姿も、パパの部下になって洗車していたのだ。
外に出ると、ガレージにはマーティの憧れのピックアップがあり、
「ドライブに誘ってよ!」とガールフレンドのジェニファーがいた。
1955年をマーティは少し変えてしまっていたようだ。
その時、突然大きな音と一緒に ブラウン博士がデロリアンで現れた!
「君たちの家族が、未来で大変なことになっている!さぁ一緒に行こう!」
デロリアンは未来の改造で、空中に飛び上がって時空へ消えていくのだった。
つづく
いや~! 特に印象に残っている場面は、兄弟の写真が一気に戻るところ
だったんですよね~! 今でも感動のそのシーンは忘れていませんから・・
そのバックミュージックが、またピッタリでしたから、なおさら感動でした!
タイムトラベル作品というのは、つじつまがおかしい点が必ず出てきますが
そこの点も、けっこう細かく考えてあったシナリオだったと思います。
最後、元の時代に戻ってきたら 少し早くて 主人公が今から過去へ行く
そんなシーンがありましたが、「この場面って、ずっとぐるぐる繰り返すのかなぁ?」
とか考えてしまったりありましたけど、まぁ続編もありえるような終り方でしたので
それ以上はあまり深く考えることはさせなかった作りになっていましたよね~!
今回は、続けてパート2(続編)のパンフレットが一緒に出てきましたので
次回もバックトゥザフューチャーシリーズの追想をしております。
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。