その迫力に圧倒され、大ヒットしたのも納得した映画「ダイ・ハード」




 

『 ダイ・ハード 』
DIE HARD / Bruce Willis

昭和63年  1988年  20世紀FOX 作品

さすが、この刑事ものアクション映画は大ヒットしただけあって
当時、それまでにはない派手に凄まじい作品でしたよね~!

たった一人で立ち向かう相手は、本格的な武器を用意した
テロリスト軍団だったなんて、ふつうは無理なストーリーですよね~

でもこの作品は2度観ると、その時には「よく考えられてあるシナリオ作品」
ということがわかるのです!細かい箇所が、のちのち意味を表していることも
なるほどね~と解って面白いのですよ~。

演技も素晴らしい。エレベーターでの場面でも真に迫った感じで
とっても手に汗握ってしまう思いをさせてくれますから・・・
たいしたものです!

ここに登場する今回の主人公ジョン・マックレーンは、結果的には
ヒーローになった感じですが、たまたま居合わせた一人の管轄外の刑事で
テロリストを退治しにきたわけではありませんから、かえってその立場も
面白い感じなんでした。

それまで日本で、当然私もブルース・ウィルスの存在を知らなかったですが
この作品で一気に世界的な有名人になってゆき、今回のこの作品で彼のギャラも
5億円ぐらいだったのは納得いったものでした。

その後シリーズ化となって、パート2、3と続くのですが、またそのシリーズ
パート2もなお凄かったのですので、次回の記事にしたいとも思っています。

キャスト

ジョン・マックレーン役   ブルース・ウィルス

ホリー           ボニー・ベデリア

パウエル巡査部長      レジナルド・ベルジョンソン

ドウェイン         ホール・グリースン

アーガイル         デボロー・ホワイト

ソーンバーグ        ウィリアム・アザートン

エリス           ハート・ボックナー

ビッグ・ジョンソン     ロバート・ダビ

ハンス・グルーバー     アラン・リックマン

カール           アレクサンダー・ゴドノフ

 

スタッフ

製作        ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー

監督        ジョン・マクティアナン

脚色        ジェブ・スチュアート、スティーブンE・デ・スーザ

撮影        ジョン・デ・ボン 

音楽        マイケル・ケーメン

製作総指揮     チャールズ・ゴードン 

 

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

 

【あらすじ】簡単に追想

 

ニューヨーク刑事のジョン・マックレーンは、クリスマス休暇のため
ホリーと子供達のいるロサンゼルスへ帰省した。

空港に着いたジョンは、迎えに来ていた車でホリーの勤める日本商社
ナカトミビルディングへ向かった。

その34階建てのビルは、コンピューターで管理されたハイテクのビル
であった。今日はクリスマスイブで、ナカトミ社長と30名の社員が
30階でパーティを行っている。

ホリーはナカトミでは重役で、社長の信頼を受けていた。
単身赴任のジョンとは、疎遠になっている状態で
半ば、結婚生活は危機に近い状態になっていたのである。

パーティも盛り上がっていたその時、1台の車が会社へ乗り込み
13人の男たちがビルへ侵入してきた。

受付を射殺すると、完全にビルを乗っ取り通信を遮断し、
30階のパーティ会場へ進撃していった。

テロリスト集団のリーダー、ハンス・グルーバーは社長へ金庫のドアを
開けるよう要請するが、その要請に反発したため射殺してしまった。

偶然、ビルに着いたジョン・マックレーンは、それを目撃。
テロリストの一人に追いかけられると、32階で死闘となった。

そのテロリストの一人を始末できたジョンは、パーティ会場に
その死体を送る。
それが誰の仕業かわからないテロリストたちは、目に見えない反逆者へ
脅え始めるのだった。

ジョンは、通風孔の中へ進んでいきテロリストとの銃撃を受けるのだが
逆に、その2人を始末した。

ジョンは、テロリストから手に入れた武器を使って応戦し
無線で警察との連絡をできるようになった。

ビル近くを巡回中のパウエル巡査部長は、ビルへ伺うが受付で異常なしと
言われて引き返す。
しかし、ジョンはそれを見て窓を壊しテロリストの死体を投げて
このビルの危機を教えるのだった。

そのおかげで、装甲車を伴った警察部隊出動することになった。
警察隊は装甲車でビルへ進軍していくが、テロリストのミサイルによって
装甲車は吹っ飛んだ。

イブの夜にもかかわらず、地獄の戦場となってしまったナカトミビルへ
多くの報道陣が集まっていく。

そんな中、ビルでたった独りテロリスト達と闘っているジョンと
無線で話すことができるパウエル巡査の友情が進展する。

一方、テロのリーダーのハンスが、ジョンへ奪った起爆剤を還すよう要請
FBIへも、世界で捕らわれている有名テロリストらの釈放を要求してくる。

テロリストらは、ジョンをある場所で見つけると裸足の姿を見て
ガラスを粉々に壊し、身動きを塞いでしまおうとする。

ジョンは命からがら逃げ失せ、ガラスの破片を足底から抜くのだった。
しかし、ナカトミ金庫の暗号ロックが解読されて、開けられてしまう。

ハンスは人質を屋上へ移動させると、全員を爆破から犠牲にし
逃げることを考えていた。

ジョンの妻がホリーだと知ったハンスは、起爆剤と交換することをジョンへ伝える。
屋上に仕掛けられている爆弾を知ったジョンは、人質たちに逃げるよう
誘導するのだが、マシンガンを使ったために、FBIから攻撃をうけてしまう。

悲鳴をあげながら、再び下へ降りて行く人質たち
間一髪で、ジョンは屋上から一気に脱出し
その瞬間、屋上は大爆発を起こしていった。

ホリーを連れていくテロリストのハンスらは、金庫から奪った債権を
逃亡車へ積み込み、逃げ失せようとしていた。

そこへジョンは現れて、いよいよハンスとの決着になる。
ホリーを目の前に捕らわれて、マシンガンを手から外すジョン。
しかし次の瞬間、背中にテープで留めて置いた銃を手にし
ハンスともう一人の手下を打ち抜いて勝利したのであった。

こうして、ロスに着いたジョンは
やっとホリーに会うことができたのだあった。

 

「はだし」のヒーローなんて、ひとつの映画になりそうな題名ですが
今回のこの映画作品は、この「裸足」になった感じも無防備でも戦う姿
その根性がとても高評価を得たのではないでしょうかね~

まったく、ビルのワンフロワー&ヘリの爆破シーンとか、
いったい、どうやって撮影したんだよ~!って考えると
本当に凄い映画だったことが思い起こされますよね~

鑑賞した人達のほとんどが、その迫力に圧倒された感じなので
大ヒットしたのも納得した映画のひとつだったと思います。

引き続き、次回はパート2を記しておきたいと思っております。

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。