『 ナビゲイター 』
FLIGHT OF THE NAVIGATOR
昭和61年 1986年 アメリカ作品
この頃、次第にSFX映画はコンピュータグラフィックスを使用
するようになって、こういった特殊視覚効果の映像でSF映画を
作れるようになったのですよね~!
その技術のおかげで、今回出てくる飛行物体のデザインなど
自由度が増してきたのでした。
もうどんな形でも、CGIによって「何でもあり」みたいな感じで。
この映画で出てくるUFOの形は、昔ではリアルに映像化できなかったの
でしょう。いくつか模型を作って、映像に取り入れていた時代は
コンピューターグラフィックスによって終わっていく2000年代の
映画作りへと結びついてくるのですよね~!
当時、SF映画好きだった少年の私は 映像が時代と共に進化していくのを
様々なSF映画を鑑賞しながら、体感していくのでした。
今回のこの作品は、ストーリー的にはB級クラスだったかもしれませんが
映像技術 CGIということに関しては、さきがけの作品だったと
思いますね。
製作費のほとんどがその技術だったのではないかと思うくらいに。
キャスト
デビッド役 ジョーイ・クレイマー
ヘレン ベロニカ・カートライト
ビル クリフ・デ・ヤング
キャロリン サラ・ジェシカ・パーカー
ジェフ マット・アドラー
ファラデー博士 ハワード・ヘッセマン
スタッフ
製作総指揮 ジョナサン・サンガー、マーク・デーモン、ジョン・ハイド
製作 ロビー・ウォルド、 ディミトリ・ヴィラード
監督 ランダル・クライサー
脚本 マイケル・バートン、マット・マクマヌス
撮影 ジェームズ・グレノン
音楽 アラン・シルベストリ
原作 マーク・H・ベーカー
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
1978年、南フロリダ
そこでは、愛犬のフリスビー大会が開催されていた。
少年デビッドも家族で訪れていた。
デビッドも自分の愛犬を、いつかこの大会に出したいと思っている。
ある夜のこと、デビッドは弟のジェフを迎えに行き
崖の下へ落ちてしまう。
そのまま気絶していたデビッド。どのくらい時間が経っただろう。
気がついたデビッドは、家に戻ると
家には見知らぬ老人がいるのだった。
みんなどこへ?
その頃、街では大事件が起こっていた。
奇妙な形の物体が鉄塔に衝突したのである。
駆け付けたファラデー博士は、NASAへその物体を運ぶ
デビッドは、警察に引き取られていた。
少年課の調べで、デビッドの住所が解ったが
家に居た老人は、年老いた自分の親だった。
デビッドは8年後に居たのである。いったいどうなっているのか?
弟はすでに青年になっているというのに・・
なぜデビッドは年をとっていなく、そのままの少年なのか・・
デビッドは病院へ入れられ、検査することになる。
NASAでは、このUFOに苦戦していた。
どこにも入口が見当たらない。
病院で脳波を検査したデビッド
彼の描いたのは、見知らぬ物体の形だった。
それを聞きつけた博士は、デビッドをNASAへ呼ぶ
デビッドの頭の奥から誰かが呼んでいるような感じがする。
NASAで検査されたデビッドは、本人の知らないデータが
意識の深い場所へ埋め込まれていた。
それによって、デビッドの8年間の軌跡が判明するのだ。
遠い宇宙の見知らぬ星まで連れて行かれていたのである。
デビッドは脳裏に呼ばれるように、部屋から抜け出し
UFOの所までたどり着くと、その物体は形を変え
入口を作ったのだ。
デビッドは、中へ招かれ入っていく。
中は誰も居なく、この乗りもの自体が生命体だった。
係員や博士が駆け付けてきた。
デビッドはUFOに「逃げよう!」と提案すると
それは動き始めたのだ。
格納庫から飛び出したUFOは、NASAの人々の前で
形を変え、思いもよらない高速で発進していった。
一旦停止した場所へ、ヘリが追跡するのだが
その後は跡かたもなく消えてしまうくらい早い。
UFOの中でデビッドは、いろいろと説明を受け
今までの事情を知った。
このUFOの役目や、鉄塔に衝突した時のダメージのこと。
数々の星から集められた色々な生物も、UFOの中にいたのだ。
デビッドの埋め込まれていた星図を取り入れたUFOは
安心して、家に送ろうとした。
しかし、デビッドが戻りたいのは8年前の家なのだ。
UFOは危険を伴う、時間のワープに挑戦
気がつくと、デビッドは気を失っていた森の場所に寝ていた。
夢だったのか? 家に帰るといつもの家族が待っていた。
しかし、持っていたバッグの中には
違う星の可愛い生物が入っていたのである。
それを見てしまった弟に
「しっ~!」とデビッドは微笑んだ。
完
UFOというと、それまでは必ず中に宇宙人が乗っているという固定観念
で物語が作られていました。
今回のこの作品は、飛行物体自体が生命体のように作られており
何かの生命体が操縦してきたわけではなかったという感じで
その点が、また今までにない観点だったと思います。
本当に遠い、遠い昔の私の記憶なのですが、
そうですね~ 6歳か7歳ぐらいだったかと思いますが
当時住んでいた、戸建の集合団地の出入り口のそばに
駐車場を借りており、そこで夕方だったか 遊んでいた時のこと
ふと、空を見上げると なんか父の灰皿みたいな形のものが
自分のいるすぐ上空に見たと 今でも ここに記入する程に
うっすら記憶にあるんですよね~ けっこう近かったので
印象に残っているのですかね~!
世界中でも、目撃されているUFOですが 広大な
宇宙からすれば、地球も そこに生きる生物、人間も
みんな珍しいものなのですけどね~
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。