「エイリアン・2」では人型のフォークリフトが一番最高に感動した!




『 エイリアン 2 』
 A L I E N S

昭和61年  1986年 ロードショー作品

1979年の「エイリアン」から7年も経って、まさか続編が作られるとは
思っていませんでしたから、当時それはそれは大きく期待してましたね~!

そして、鑑賞してビックリしましたね~そのレベルのアップさに。
前作に比べ、格段とワイルドに&飛躍的SFXな映画となっていて
期待以上に、ドキドキさせてくれた作品だったのですね~。

当時少年だった私が、この作品を観て強く印象に残ったこと、
特に前作とは大きく違った点は、出てくる怪物エイリアンの多さと
大きな女王(母親)エイリアンの登場!

そしてもう一つは、革新的な乗りものが凄かったのですよね~
中でも、人が装備して操れるガンダムみたいな人型フォークリフト
凄く興奮したのを覚えていますよ!

前作でどうにか生き残った主人公のリプリーが、そのロボットで
少女を助けるべく闘いに挑む点は前作には無い、勇敢なストーリーでした。

とにかく、海兵隊のような部隊とエイリアンの群衆の息もつかせない
ゲリラ戦闘シーンは、とってもドキドキさせてくれるものだったのです。

キャストは、前作と同じリプリー役にシガーニイ・ウィーバーで、
ヒックス伍長を演じるのは、「ターミネーター」出演し一躍有名になった
マイケル・ビーンとなっています。ここでも、やっぱり闘う男兵士という
感じのぴったり役ですね。

キャスト

リプリー役      シガーニイ・ウィーバー

ニュート       キャリー・ヘン

ヒックス伍長     マイケル・ビーン

バーク        ポール・ライザー

ビショップ      ランス・ヘンリクセン

ハドソン兵卒     ビル・パクストン

ゴーマン中佐     ウィリアム・ホープ

バスクエス兵卒    ジェニット・ゴールドスタイン

アポーネ軍曹     アル・マシューズ

 

スタッフ

製作        ゲイル・アン・ハード

監督        ジェイムズ・キャメロン

脚本        ジェイムズ・キャメロン

撮影        エイドリアン・ビドル

音楽        ジェイムズ・ホーナー

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

【あらすじ】簡単に追想

宇宙貨物船ノストロモ号の惨劇から、57年が経過していた。
救命艇でただ一人生き残ったリプリーは、ハイパースリープ中に
偶然通りかかったサルベージ船に発見されて救われた。

リプリーが話した惨劇については、誰も信じてはくれなかった。
惨劇のあった惑星V426は、今ではアチェロンと呼ばれ
施設が建てられており、多くの技術者や家族が送られていたのだ。

しかし、その惑星からの連絡が途絶えてしまった。
建設した会社は、調査をさせるべく海兵隊を派遣すること。

唯一生き残ったリプリーへも、同行するよう求めてきた。
再び危険な事をしたくないと断ったリプリーだが、
毎夜うなされる恐怖を打ち消すには、その原因を突き止めるべきと
同行に付き添うことを決める。

軍事輸送船スラコ号が出発した。部隊は、宇宙海兵隊
隊長の中佐は実戦経験がないエリート将校。

惑星に近付いた輸送船の乗員は、ハイパースリープ装置から目覚める。
リプリーは、その中にアンドロイドが居ることに怒った。

探査機で地表に降りると、静まり返った施設があった。
建物の中は、あちらこちらに闘いの跡と酸による穴、そして
医務室には、エイリアンの生きている保存庫があった。
しかし、人間の死体はどこにも無かった。

その時、一人の女児が隠れているのを見つける。
リプリーは、その子を追いかけて捕まえる。
恐怖とショックでおびえているのを優しく落ち着かせた。
レベッカ・ジョーダンと判ったが、自分をニュートと呼んでと言った。

住民らはどこへいったのか、発信器を調べると大気処理場の地下4F
あることが判った。

アポーネ軍曹の指揮で、装備を整えた海兵隊が装甲車で向かう。
そこへ着いて見たものは、人間が作ったものとは違う様相だった。

いなくなった人々は、繭の中に入れられ生き埋めにされている光景
その中に、生きていた女性を発見したが、腹の中からエイリアンの
幼虫が顔を出したのである。

火炎放射で焼き払うと、突然多くの動態反応が示されたのだ。
蠢く何者かに、周りを取り囲まれた隊員達はパニックになる。

天井から、襲ってくるエイリアンに隊員は次々と犠牲になって
軍曹の通信がきかないのである。

リプリーは思い切り、装甲車を発進させて彼らを救いに走った。
彼らの居る所へ突っ込んだ装甲車に、たどり着いたのは
ヒックス、ハドソン、バスクエスの3人だけだった。

リプリーは、空からの核攻撃しかないと提案するが、
バークは、会社の資産である建造物を破壊できないと反発。

しかし、着陸機を呼んだが突然パイロットが襲われて
墜落し大破してしまう。

制御室と医務室で夜を明かすしかない。
それは夜襲ってくるのよ」とニュートがいう。

残った隊員でバリケードを築く。動態探知で発射する装置を仕掛け
アンドロイドのビショップは、アンテナまで行き
残る1機の着陸機を船から呼び寄せると、独り向かった。

リプリーはニュートと医務室に休んでいたが、バークに閉じ込められ
エイリアンの幼虫に襲われそうになった。

リプリーの機転で火災探知機を作動させ、隊員らが助けに来た。
バークの仕業と知ったが、その時
無数の動態探知機が鳴った。

探知機はすぐそばに表示しているが、姿が見えない。
エイリアンは天井から近づいてきたのだ。

多数のエイリアンが天井から落ちて襲ってくる。
隊員の必死の攻撃で、ダクトに逃げ込んでいくが
ハドソンバスクエスは共に自ら自爆し食い止めるだった。

その爆風と衝撃で、ニュートは下へ落ちてしまい
ヒックスとリプリーは追っていくが、わずかな差で
ニュートはエイリアンに攫われてしまった。

着陸機が到着したが、リプリーはニュートを助けに行くと
装備をするのだった。

独りで助け出しに行くリプリーを、ビショップは待つ事を決める。
リプリーはニュートを探すため、機を降りて地下へ向かう。

ニュートから発信される探知機を頼りに進むが、示した場所には
すでに居なかったので、力を落とした。

そこにニュートの叫び声が聞こえる。
急いで、駆け付け見つけることができたのだ。

爆発によって道を外れてしまったリプリーは、ニュートを抱き
エイリアンの卵が無数に置かれた場所へ着いた。

なんとそこには、卵を産み落とす大きな母女王エイリアンの姿。
リプリーは後ずさりをしながら、火炎放射を放つ。

炎と爆発に壊滅する巣から女王エイリアンが追いかけてくる。
リプリーはニュートを抱きながら、エレベーターへ向かって逃げる。

間一髪のところで、エレベータに乗れたが
着いた先にはビショップの機が居ない。

そして、エイリアンはもう一方のエレベータに乗ってきたのだ。
エレベータから出てくる女王エイリアン。

その時、ビショップがやって来てくれたのだった。
急いで機に乗り込み、その場から抜け出すと
一気に上空へ。

施設工場の爆発から無事に逃れたのだった。
こうして、ビショップによって輸送船へ帰れたリプリーは
ビショップにお礼を言おうとした。

突然、ビショップの腹を鋭い尻尾が貫いた。
機の外に隠れていた女王エイリアンがいたのだ。

ニュート逃げるのよ!

リプリーはニュートを逃がし、自分の方へエイリアンを引きつける。
しかし、エイリアンはニュートを追っていた。

その子に手を出すと、承知しないわよ!

リプリーは、人型フォークリフト(パワーローダー)を操り出てきた。
エイリアンへ強烈な攻撃を仕掛けるが、鋭い尻尾で反撃を受けている。

リプリーは、貨物搬入口へエイリアンを突き落そうとしたが、
一緒に落ちてしまった。

リフト機から出て、上に登るがエイリアンに足を掴まれた。
エアロックの開くレバーを引いて、宇宙へ投げ出そうとしたが
上に居たニュートも落ちそうになる。

開いた扉から、どんどん空気と物が吸い込まれていく。
落ちそうになったニュートを、上半身だけのビショップの手が掴んだ。

リプリーが梯子に掴まって必死に耐えていると、エイリアンの
掴んだリプリーの靴が脱げたのだった。
そして、エイリアンの姿は宇宙へ吸い込まれていった。

上に登ったリプリーがやっとエアロックのレバーを締め
ドアは閉まっていったのである。

人間にしては、優秀な人ですね
ニュートの手を掴んで助けていた、上半身だけのビショップが言った。

いや~! やっぱりヒットした1作目の続編って、ほとんどの映画は
前作を上回るものですね~ 今回のこの2作目も
本当に凄い前作を超える迫力の出来栄えでした!~

この2作目を皮切りに、3作目、4作目他と続々と制作されていきましたが
今回の作品を超えられるものは無かったと思えるぐらい、この2作目は
良い出来栄えだったとの評価を、私は与えたいですね~

それと、今では珍しくはないかもしれませんが、人間が乗るロボットの様な
フォークリフトが出てきた時は、当時の少年にとっては凄い感動でしたね~
あんなモビルスーツみたいなの欲しいな~って本当に思っていましたから。
男にとっては、欲しい乗り物の一つじゃないですかね~こんなの。

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。