『 シーナ 』
SHEENA, Queen of the jungle
昭和59年 1984年 アメリカ作品
「ターザン シリーズ」って、昔から知られていましたけど、
現実にあった観点から映画化されたもので、その主人公は男性でした。
しかし、今回の物語は主人公が女性というところに大きな違いがあります。
ジャングルで育てられた白人の子供が、やがて立派な野生の成人になるという
ところは一緒なのですけど・・
しかも、あまりにも綺麗な女性となっているので何か現実味はありません。
でも逆に、これが綺麗な女性じゃなかったら現実味はあっても
エンターテーメントとして成り立たなかったでしょう。
当時少年だった私は、主人公シーナ役のタニア・ロバーツが出ているからこそ
映画館まで「女性版ターザン」を観に行ったのです。
ブロンドで綺麗なブルーの瞳、スタイリッシュなボディで魅力あふれていた
彼女は、当時のTV「チャーリーズエンジェル」でも人気でしたよね~
まさに1980年前後は、彼女にとって輝き始めていた時期だったのですよ。
キャスト
シーナ役 タニア・ロバーツ
ビック・キャシー テッド・ワス
フレッチャー ドノバン・スコット
女占い師 エリザベス・オブ・トロ
サンダ伯爵夫人 フランス・ゾブダ
オトワニ王子 トレバー・トーマス
ジャンバラニ国王 クリフトン・ジョーンズ
スタッフ
製作総指揮 ヨーラム・ベン アミ
製作 ポール・アラトゥ
監督 ジョン・ギラーミン
脚本 デイビッド・ニューマン ローレンゾ・センプルJR
撮影 パスクアリーノ・デ サンティス
音楽 リチャード・ハートレイ
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
アフリカのジャングル奥にそびえたつグジャラ山
勇敢なザンブリ族の聖なる大地であった。
女占い師がお告げをあげる。
「グジャラ洞窟から出てきた女児は、やがてジャングルの女王に
なっていくだろう」と。
その時、地質調査で訪れていた学者夫婦の幼き女の子は
突然の落盤事故で、ひとり助かったのである。
占い師の前に現れたその子シーナを、彼女は育てることになる。
時は経ち、シーナは勇敢な弓使いのザンブリ族で
守り神 女王として立派に育っていった。
ディゴラ王国、ジャバラニ国王は そのザンブリ族の領土へ
行くことを禁じていた。
しかし、国王の弟オトワニがグジャラ山の侵攻を計画
その山で採集できるチタンを狙っていたのだ。
女占い師は予言を発した。
「グジャラ山が崩され、神聖な土地が乱される」と。
ある時、王国にアメリカから2人の取材員がやってくる。
ビックとカメラマンのフレッチャー、2人は国王から
晩さん会へ招かれるが、突然国王に弓が刺さった。
犯人と疑われたザンブリ族の占い師は、牢屋に入れられてしまう。
ビックとフレッチャーが、事件の撮影したフィルムを現像して
みると、犯人の放った矢の様子が映っていた。
占い師の犯行ではなく、オトワニの計画だったのである。
知った2人も狙われてしまう可能性もある。
占い師は、この事をテレパシーのような力でシーナへ送る。
シーナは動物らと共に、占い師の救出へと向かうのだった。
ビックとフレッチャーはシーナの行動を目撃、彼女を追った。
同じくオトワニと連中もその後を追っていく。
シーナが助け出した占い師は、オトワニから受けた傷がもとで
帰らぬ人となってしまう。シーナは初めて
育ての親である占い師を失った怒りを感じた。
オトワニもゲリラ隊を率いて討伐へ出発
同時にグジャラ山のチタンを手に入れようと。
シーナを探していたビックとフレッチャーの目の前に
ライオンの群れが囲んで、シーナが現れて事情を話す。
シーナとビックは森の中へ。二人の時間が次第にお互いを
近づかせていった。
そこへ2人を追って、装甲部隊もやってくるのである。
ザンブリ族の助けもあり、密林での激しい闘いを
耐え抜いたシーナ
密林の闘いの末、シーナはオトワニとの一騎打ちへと。
弓を放ち、オトワニをしとめるがシーナは轢かれそうになる。
そこへビックの車が突っ込んできて、車は大破
シーナは間一髪助けられた。
ビックは広い大地をシマウマで走るシーナの姿を後に
ヘリでアフリカを去っていくのであった。
完
いや~! シーナ役のタニア・ロバーツがとっても魅力的でしたね~
天然のシャワーを浴びるところなんて、取り入れてありましたし
当時の「プレイボーイ」にも表紙で掲載されていたようです。
彼女は1955年生まれだそうで、この映画の時は29歳
完全なボディの年齢だったことがわかります。
私も20代、30代はまだまだ元気いっぱいでしたからね~
今回の作品で登場したのは、象やライオン、チンパンジーなど
前に追想した映画「ロアーズ」のように、よく飼い慣らされていましたが
今回はサイも出てくるなんて、サイも調教したんですね~!
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。