[ダーティメリー/クレイジーラリー]
DirtyMary/CrazyLarry
昭和49年 1974年
カーアクション映画って、主にアメリカでたくさん作られましたが
私が鑑賞したカーアクション映画は、これが一番最初だったと思います。
このパンフを見て、痛快なカーアクションに興奮したのを想い出しました!
広大なアメリカをこの映画で知ったことにもなりましたね~
「アメリカって道路も広いんだなぁ~!」って。
その当時、少年だった私が住んでいたのは小さな田舎町で道幅も狭く、今でいうバイパスという広い道路も無かったので、この映画に出てくる道路を観てアメリカの広さを感じたのでした。
大人になって、実際のアメリカ大陸へ行った時はもっと広くて、片側8車線の道路もあったのには驚きましたけど・・。
親父が、車やこういうカーアクションが好きだったようで、当時ある遊園地で、生のカースタントショーみたいなイベントが開かれていたのに連れて行ってもらったことも覚えていますね。
車が猛スピードで走って、ジャンプする場面とかフロントバンパーが潰れても、どんどん走っているとか 少年にとっては、口が開いたままのシーンが多かったのでした。
特に、追跡してくるヘリコプターと車の接近戦は日本では考えられないですもんね~
まぁ最後、ぶつかって炎上しちゃいますけど・・
それを家に帰ってから、ミニカーで真似して遊んでたものです!
ここに出てくる車「ダッチチャージャー」も良かったですが、私は「ダッチチャレンジャー」の方が好きでしたね~
主演はピーターフォンダで、「イージーライダー」で有名になりました。
この時は35歳だったようです。その父はヘンリーフォンダという、やっぱり有名な映画俳優で、お姉さんもジェーンフォンダで女優。まさに映画俳優一家だったのですね。
ここで、このパンフレットをみて簡単に内容を想い出してみましょうね~
【簡単な あらすじ】追想
ラリー・レイダー(ピーター・フォンダ)はストックカーレーサー。
レース用の車を手に入れるため、相棒のエディークと強盗を計画。店の支配人の子供を人質に金庫の金を奪い取ったのだった。
そこにメリー(スーザン・ジョージ)という仮釈放中の女が近寄って付きまとうようになる。店の支配人の通報で警察がラリーを探し始めた。
犯人捜査に自信があるフランクリン部長(ビック・モロー)がラリーを追うのであった。
車で逃げる途中、ラリーとメリーは喧嘩をするが、弱みを捕まれたラリーはメリーを仲間に認め、再び走り出す。
やがて、パトカーに発見されてカーチェイスが始まった。フランクリン部長がついに自らヘリコプターを使ってラリーを捕まえに来た。
ラリー達は、ある村に隠れるが車を見つけられたので、そこで見つけた「ダッチチャージャー」で走り出す。
次々とパトカーに追われるがレーサーの腕前で追っ手から逃れる、ラリーのダッチチャージャー。
そして、フランクリン部長のヘリに見つかってしまうが、もう少しのところでヘリの燃料切れにより、ラリー達はヘリから逃げられた。
ヘリから逃れることができたラリー達は、広大なクルミ林の中で隠れようとしたのだが、またもや一台のパトカーに見つかってしまう。
しかし、またもやラリーの腕前でパトカーを翻弄させてしまうのだ。
これで全ての追っ手パトカーから逃れることができたのだが、逃走成功の喜びも束の間、得意げなラリーの車は走って来る列車に気づくのが遅かったのであった。
--完--
いや~! 最後の終わり方がなんとも、不意を突かれたエンディングで炎上するダッチチャージャーに被ってくる字幕が虚しい感じなのでした。
こういった「ハッピーエンド」ではないエンディングの映画は、アメリカ作品では少ないんじゃないかと思いますが、それが逆に印象に残されることになるのでしょうかね~?
ヒーローものなんかは、最後はだいたい「めでたし、めでたし」のエンディングでないと子供たちに夢を与えられないですからね~。
ちなみに、ユーチューブで検索してみたら少しですが、見られますよ!
だいぶ古い映画なのですが、ユーチューブでアーカイブされているとは驚きです。
とにかく、懐かしいカーアクション映画を想い出させてくれましたね!
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとうございました。
また懐かしい映画パンフレットでお会いしましょうね~