ここに本当の経験者が写すベトナム戦争があった!「プラトゥーン」

『 プラトゥーン 』
PLATOON 1986

昭和62年  1987年 ロードショー作品

1987年度 アカデミー賞 作品

「地獄は理性の通じないところというけれど、
ここがそういう所だよ、着てから1週間でもう嫌になった」
<クリスの手紙より>

1960年代、アメリカが敢行した泥沼のような戦争
世界の非難と国内世論を受けて撤収となったベトナム戦

この勿体無い戦争がアメリカの歴史に残した傷跡は
計り知れないぐらいに深く、そして大きいものだった。
<パンフレットの冒頭文より>

以前にこのサイトでも追想した映画で、「地獄の黙示録
という作品がありましたが、今回のこの映画はさらに多くの
アカデミー賞に選ばれたものになりました。

最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞、最優秀音響賞など
各章の獲得を称えられた作品だったのですね~!

この監督自身が、ベトナム戦争へ徴兵された経験があったのが
真実の戦場現場の表現ができたということでしょう。

この監督オリバー・ストーン自身が「いつか必ずこの現実を表現したい」
と決めていたのです。そして、実在したことをシナリオ化しているのだと。

こうなると、もはや映画というよりもドキュメンタリーという感じの
作品になるのでしょう。
公開ににあたり、当時新聞や雑誌などでも「本当のベトナム戦争」といった
評価を載せられていたようです!

キャスト

クリス 役      チャリー・シーン

バーンズ軍曹     トム・ベイシンジャー

エリアス軍曹     ウィレム・デフォ

ビッグハロルド    フォレスト・ウィティカー

ラー         フランシスコ・クイン

オニール軍曹     ジョン・C・マッキンリー

サル         リチャード・エドソン

バニー        ケビン・ディロン

キング        キース・デビッド

ジュニア       レギー・ジョンソン

スタッフ

製作        アーノルド・コペルソン

監督        オリバー・ストーン

脚本        オリバー・ストーン

撮影        ロバート・リチャードソン

オリジナル音楽   ジョージ・デレルー

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから追想します。

【簡単 あらすじ】

1967年、クリス・テイラーがベトナムへやってきた。

彼は、大学を中退してまでベトナムに志願したのは
次々と徴兵されていく同じ歳の青年らのほとんどが
貧しい身分の家庭であったことに対しての義憤からだった。

弱い者、力の無い者らに犠牲をさせ、その上で安穏としている
自分を許せなかった理由でもあった。

しかし、いきなり最前線の戦闘部隊に配属されてしまった
クリスにとって、戦争という現実はあまりにも過酷なもの
であった。

むせ返るような湿気と熱気のジャングルで、いつ敵と遭遇するか
わからない緊張感は、クリスの精神をボロボロに疲れさせた。

そんな中、小隊の仲間らの姿が分かってくる。
隊長バーンズは冷酷非情、班長のエリアスは戦争とはいえ
殺人に深い傷を感じるタイプ。

そんな仲間らとクリスは出合い、厳しい戦場を進む。
そして行軍の進行する中、小隊はある村を発見する。

バーンズの村人らに対する仕打ちに、エリアスは反発し
2人は喧嘩状態になる。

罪も無い村人らを懲らしめるバーンズにエリアスは
「軍法会議に訴えるぞ!」と怒った。

やがて、小隊は大規模なベトコンとの戦闘に遭遇
クリスも必死に戦闘に加わるが、悪夢の夜が明けた。

ボロボロになっても生き残ったクリスは
戦闘で散ってしまったバーンズ軍曹エリアス軍曹を想う。

全く正反対の両者だったが、自分はどちらの性質が
近かったのだろうと懐かしい仲間らを振り返りながら
医療ヘリに運ばれていったのだ。

いや~! 熱帯ジャングルのベトナム奥地を進行する様子は
本当に兵士にとって嫌なことだったでしょうね~

私は過去、ベトナムには降りた事はないですが、マニラの湿気と
熱気は経験したことがあり、あの湿度の不快さは忘れられないものと、
今でも覚えていますね~

歴史上、アメリカにとって無意味になってしまったかの戦争と
想われるベトナムですが、本当の事は経験した者でなければ
表せません。

砂漠での進軍も大変なことですが、湿地ジャングルでの進行も
どこから襲われるか分からない、ゲリラ戦がピッタリの恐怖です。
フィリピンのジャングルでの撮影だったとのことですが
演じる俳優らも本当に大変な思いを経験したでしょう。

戦争とは、ベトナム戦争に限らず後から気づくように
何だったのか?」と後になって想う時がくるもの
そういう無意味なことなのだと最初から知るべきなのです。

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。

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