「オーメン」
THE OMEN
昭和51年 1976年
オカルト・サスペンス映画
この映画で初めて悪魔の数字「666」というのが有名になったんじゃないですかね~!
日本では「4」という数字が嫌がれていますので、ホテルの部屋番号なんかは
あまりその数字を使っていませんよね。西洋では「6」なんですかね?
西洋の宗教の関連で「ヨハネの黙示録」という中に「獣の数字」が示されていて
その同じ3つの数字というのがそうみたいと解説文にありました。
数字は世界共通ですが、それぞれの国によって嫌われる数字は違うのですね。
同じくヒットした「13日の金曜日」という映画もありましたよね。
この映画は、やっぱり西洋で作られたものなので西洋宗教の敵対物といえば「悪魔」
ということになります。悪魔が人間として出現した、悪魔の子の物語は、
ふつうに怖い姿ではなく、可愛い子供というところにポイントがあったのですね。
その子が人に危害を与えるということではなく、その子を支援する存在が
その子にとって邪魔な人間を次々と処分していくのでした。
今はそんなにグロテスクなオカルト映画って、あまり無くなったみたいですが、
1970年代から80年代にはけっこうありましたよね~
特に「エクソシスト」「ゾンビ」「悪魔のいけにえ」など
だんだんエスカレートして「スプラッター映画」といわれました。
今考えるとブームだったんですかね~?
少年だった私は、怖い気持ち悪い映画は、わざわざ観に行く事もしませんでしたが
この映画「オーメン」は、そんなにあからさまにグロテスク描写がある映画では無かったから観に行ったのだと思います。
ある場面では一瞬過激な箇所もありますが、そんなにグロテスクな描写とはなっていなかったと思います。
まぁ そんなことで
このパンフレットから このストーリーを思い出してみましょう!
『簡単に あらすじ』
イタリア、ローマの産院でアメリカの外交官であるロバート(グレゴリー・ペック)は
妻のキャサリンの出産を待っていた。日時は6月6日6時。
しかし、生まれた男の子は生まれて間もなく息絶えてしまう。しかし、そこである神父が
ロバートに、母親が亡くなってしまった同じ時に生まれた男の子を頼まれる。
ロバートは妻が悲しまない様、代わりの男の子を見せた。夫妻はその子を「ダミアン」と名づけイギリスで幸せに暮らすのだった。
ダミアン5歳の誕生日、それまでの生活が一変し不吉な出来事が次々と起こり始める。
突然の乳母の自殺や、黒い犬の出現はこれからの恐怖の予兆を表していた。
ある日、ローマからひとりの神父が訪ねてきて「ダミアンの悪魔祓い」をと提案してきたが
ロバートは信じなかった。しかし、ある結婚式で教会へ行く時、異常に嫌がるダミアンに
キャサリンは不安を抱いた。
ロバートは出張中なので、二人で動物園へ行くとヒヒがダミアンを襲ってこようとした事件が起こった。
再び説得に来た神父にロバートは警告を受けるが、それでも神父の意見を迷惑に思い
言う事をきかなかった。神父はその日、教会で悲惨な死をとげる。
ロバートが新聞でその事を知った後、不吉な神父の事件を調べる新聞記者が訪ねてきた。
ある不気味な写真を見せられると、神父の予言を振り返る。またキャサリンが妊娠しても
死産に追い込まれることも予言通りになっていた。
ロバートはダミアンを最初に受けた産院へあの神父を探した。その産院は火事になってしまい、あの神父は重症を負っていた。
そしてヒントを与えられ、ダミアンの本当の母親の墓地へ。ついにそこで真実が明かされた。
実はキャサリンの生んだ子は殺されたのだった。頭に刺し傷が残っていたのだ。そして
ダミアンの母親の姿は・・「山犬」だったのである。
真実を知ったロバートは、野犬の群れに襲われるが、どうにか車で逃げられた。
急いでキャサリンに電話をするが、病院でキャサリンは高層から突き落とされてしまう。
ロバートは「悪魔祓い」に会って悪魔の証拠をつかむには頭に「666」という文字が刻まれているはずだと教わる。
しかし、共に調査していた新聞記者が不慮の悲惨な事故に遭い亡くなってしまった。
ロバートは寝ているダミアン頭に証拠を見つけると、ダミアンを守ろうとする猛犬や使者から逃れ、車で教会へ向かう。
教会でロバートはダミアンを刺そうとしたするが「やめてパパ!」
とダミアンが。
ためらう その時、警官が駆けつけ、ロバートは射殺となった。
両親の埋葬日、ダミアンは新しい両親と一緒に参列していた。
– 完 –
いや~! なんとも衝撃的な場面もありましたね~
特に、ダミアンの本当の親の真実は衝撃でした!
そして生き延びてダミアンの物語が続いていくような結末
この続編もその後に作られています。大人になったダミアンの映画。
この不吉な三つの数字は、有名になったので
当時、学校でも話題となってましたね!
今、こうして想い出してみても
この作品はおもしろいストーリーだったと追想できました。
* * *
今回もご一緒に懐かしい映画の追想いただき有難うございました。