海外アイドル全盛期はフランス映画多かったですね~「ラ・ブーム2」




『 ラ・ブーム 2 』
LA BOUM 2

昭和58年  1983年 ロードショー作品

1981年にフランスで公開されるや、興行収入は1000万ドル
動員は330万人となり、社会現象とまでいわれた「ラ・ブーム

翌年には日本での公開でも、10代の思春期年代へ大きく影響を与えたようで
特に、主演のソフィー・マルソーは来日でファンが殺到しTV局でも宿泊先の
帝国ホテルでもその日本での反響に本人もビックリだったとパンフにありますね~

彼女は来日で映画配給会社イベントや、日本のテレビ出演、雑誌の取材と
こんなに海外でも大きな反響を与えた映画という力に、とても驚いたでしょう!

なぜか、1作目はパンフレットが見当たらなかったのですが(観に行かなかったのか?)

今回はその第2作目のパンフレットから追想となります。

これまでも、いろいろな思春期・青春系映画をパンフレットから追想し紹介してきましたが
80年代頃は本当に「フランス映画=思春期のそそられる映画=ヒット映画」という感じで
とにかく、そういった系の作品を作れば当たるという時代だったと思います。
なので、本当にたくさんの青春系映画がありましたよねぇ~

それと、主演の美少女が映画のキーを握っていたのは間違いなかったでしょう!
そんな中、ソフィー・マルソーは当たり役だったのですね~

ラ・ブーム」の映画というのは、「ソフィー・マルソーという13歳の少女の映画
として大ヒットしたのですからね~ 彼女が当時騒がれるのは当然だったのです。

この映画がヒットしたのは、普通っぽいどこにでもいる少女が主人公だったという
ところに世界中の少女が感嘆を受けたのでしょう!(どこにでもいる思春期の13歳少女)

彼女に送られてくるファンレターは、少年よりも少女が多かったらしいですから、
同姓に支持されているということは、彼女の生き方に世界中の少女がきっと同調
したのでしょうね。

当時少し大きくなっていた少年の私は、ソフィーと同じくらいの歳になってたと思いますが
ファンレターを送るほどの熱狂的なファンにはならなかったと記憶にあります。
なぜなら、青年に成りかけぐらいの歳になると同じ歳よりも3年程度年上の異性に興味が
移っていたからかもしれませんね~

ただ、ソフィー・マルソーは確かに可愛い娘だったことは言えます!

キャスト

ビック役        ソフィー・マルソー

フランソワ       クロード・ブラッスール

フランスワーズ     ブリジット・フォッセー

フィリップ       ピエール・コーソー

プペット        デニーズ・グレイ

ペネロープ       セイラ・オコナー

サマンサ        アレキサンドラ・ゴナン

マチュー        アレキサンドレ・スターラング

スタッフ

製作        アラン・ポワレ

監督        クロード・ピノトー

脚本        ダニエル・トンプソン

                               クロード・ピノトー

音楽        ウラジミール・コスマ 

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

【あらすじ】簡単に追想

ラ・ブーム」の主人公ビック  あれから、2年。

15才のビックは、田園風景の広がる美しいバイエルンで夏休みを過ごしている。
しかし、田舎町はのんびりし過ぎて彼女にとっては刺激が無く退屈だった。

そこで、ひいお祖母さんのプペットとパリへ帰ることになった。
途中の列車の中で、フィリップという17歳の美男子に出会う。

パリに到着すると、駅で母フランソワーズとまだ10ヶ月の弟が出迎えていた。
父は博士号の取得で研究に没頭。帰宅したビックはさっそく親友のペネロブ
限りなくおしゃべりするのだった。

気がつくと自分のパスポートが違っていた。
列車で出会った美男子のものと取り違えていたらしい。

翌日、住所を訪ねて交換に行くと、彼もビックリし嬉しそうだった。
同時に一緒に来た親友のペネロブも、彼を一目で気に入ってしまった。

早くも新学期が始まり、仲間達とおしゃべりの毎日が続く。その頃
ペネロブは一人でフィリップに会いに行ったが、ビックのことを聞かれ
ショックを受けていた。

突然、フィリップから連絡があったビックはドキドキするが、親友ペネロブに
気を使って悩んでしまう。
プペットに励まされたビックは、フィリップの誘いを受けてコンサートへ。

フィリップと楽しい時間を過ごせたが、遅い帰宅を両親が心配していた。
大事な娘ビックを心配した親は、フィリップを叱った。

ある日、両親が旅行へ出かけた隙にフィリップのボクシング試合に
応援に駆けつけたビック。
しかし、彼は試合で負傷し病院へ担ぎ込まれてしまった。

見舞いに行くと、フィリップのところへカトリーヌという女友達が。
ビックは二人の関係を誤解してしまったが、誤解は解けて
元通りになれ、退院後に彼のアパートへ。

初めての彼のアパートで一夜を過ごすビック。

しかしある時、そんな二人の仲を揺さぶる出来事が起こるのである。

ビックの前に2年前の初恋の相手マチューが現れたのだった。
なおかつ、彼の兄オリビエの友人フェリックスがビックをデートに
誘ってきたりして、フィリップとの仲に溝ができてしまった。

数日後、ビックは親友のペネロブから意外なことを聞く。
フィリップが、ストットガルトの母のところへ立つというのだ。
それを聞いたビックは、フィリップの大切さをあらためて感じ
思わず、旅立つ彼を追いかけていた。

駅ではフィリップの乗せた列車が出発しようとしていた。
懸命に彼を探しているビックに気がついたフィリップは
列車から出て、彼女を抱きしめたのであった。

いや~! 「ラ・ブーム」は、そのテーマソングが1作目の曲も
2作目の曲も、両方ともに最高に良かったんですよね~!
映画のテーマソングは、ヒットに大きく影響しますから、
大切なイメージを残すものになるんですね~

テーマソングを聴くと同時に、その頃の自分の置かれていた時代に
戻ることができます!
一瞬ですが・・脳の奥にあるものが浮かんで来るのですよね~

当時たくさんのフランス映画が製作されていたのですが、
ただの普通の少女が主人公となって、身近な現実味のある物語
それが、観に来た思春期の少女、少年に大きく受け 大ヒット
となった前作「ラ・ブーム」。ソフィーマルソーという
女の子が可愛いだけでなく、「飾らない普通らしさ」があったこと
これが、最大の要因だったに違いありません!

もちろん、「可愛い」というのは抜けないものなんですが・・

この数年後頃の日本でも美少女で国民的アイドルも発生しましたよね~
(1985’ゴクミとか、りえとかのブーム)

いつの世も時代は変わるものですけど、今見ても美少女や美少年は
共通していますね~

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。