スーパーマンシリーズの中で続編「スーパーマン2」が一番良かった!




[ スーパーマン2 ]
SUPERMAN 2 冒険篇
The Adventure Continues

昭和56年  1981年ロードショー

第1作目「スーパーマン」から2年、その続編として公開されると聞き
少年だった当時の私は、当然ワクワクしていたものです!

前作で囚われていた悪党3人組が地球に来て、凄い展開になるんじゃないかと
期待いっぱいでしたね~

なんてたって、「スーパーマン」と同じ力を持つのが3人もいっぺんに来るのだから、
それはそれは、面白い闘いになるんじゃないかと思っていましたよ!

また悪党3人組の面々が、よく選ばれたもので、容姿がピッタリだったと思いましたね~
悪党将軍リーダーの恐そうな顔、馬力の有りそうな大男、冷たそうな表情の女戦士
よくピッタリのキャラクターを用意したものです。

なんか、映画のシリーズって〈初話の1作目〉でヒットし、次の〈2作目,続編〉は
前作を超える作品となって最高潮で、3作目はダメという形が一番多かった気がします。

このスーパーマンシリーズも3作目は面白くなさそうだったので、観に行かなかった
と記憶がありますしね~(後でビデオで観たら、やっぱりでした)

話は戻り、
当時の少年(私)にとって、この続編は期待していた通り面白かった
思います。

あらためてパンフレット開いてページを見ていくと、あの月面で悪党3人組が
地球人と遭遇した場面の画像がありました。
今考えるとアルミホイルを貼られて出来ている様な月面探査機が、とても当時らしいですよ。
まさに、CG グラフィック技術なんて無かった時代の面影を感じるんですね~

主人公クラーク・ケント役(スーパーマン)は前作に同じ、クリストファー・リーブ
この解説にありましたが、前作が世界中で大ヒットしたため彼は突然有名になり
様々な出演オファーがきたそうです。売れない役者が突然の世界的スターになって
まさに、一発大逆転アメリカンドリームだったのでしょう!

ただし、クリストファー・リーブ==スーパーマンというイメージが強かった理由と
続編も決まっていた理由もあり、他の作品はしばらく出演しなかったようです。

他のキャスト

ロイスレイン役    マーゴ・キダー

レックスルーサー   ジーン・ハックマン

オーティス      ネッド・ビーティ

ベリーホワイト    ジャッキー・クーパー

ゾッド将軍      テレンス・スタンプ

アリス        ロビン・パパス

ルウィーン      ルウィーン・ウィロビー

アーサ        サラ・ダグラス

ノン         ジャック・オハローラン

イブテッシュマッカー バレリー・ぺリン

ラーラ        スザンナ・ヨーク

大統領役       EGマーシャル

保安官役       クリフトン・ジェームス

スタッフ

製作総指揮   イリヤ・サルキンド

制作      ピエール・スペングラー 

監督      リチャード・レスター

プレゼンター  アレクサンダー・サルキンド

[あらすじ]  簡単に追想

パリのテロリスト事件を取材に来ていたロイスは、核弾頭を仕掛けられた
エッフェル塔のエレベーターと共に落ちそうになっていた。

そこへスーパーマンになったクラークが駆け付けてロイスを助けた。
そして核弾頭が置かれたエレベーターを地球外の宇宙に放り投げたのだが、
その衝撃と波動は宇宙に広がっていき、その影響によって

前回のお話で、クリプトンから追放刑にされた3悪人
ファントムゾーンから解放されてしまったのだ。

そして、
スーパーマンを追ってこの地球に来ることから始まります。

最初に月面で地球人の探査機を見つけると、地球人の弱さと
自分達の強さを知ることになります。

地球へ向かいアメリカへ降りた3人組は、弱い人間相手に暴れ放題でした。

その頃、
ロイスとクラークはナイヤガラの滝へ取材に行きます。滝に落ちそうになった
子供をスーパーマンが現れ、助けますがロイスに気が付かない振りをして
クラークに戻ります。
何処へ行ってたのかとロイスがクラークに疑いを持ち始め、
ふとしたことによって、とうとう解ってしまいます。
クラークはロイスの愛のために、クリスタルの力を使い普通の人間になるのでした。

しかし、帰りに寄ったレストランで力を失った事を体験することになるのです。
ロイスに言い寄って来た男とケンカで酷くやられてしまい実感したのです。

痛みに起き上がると、TV中継でゾッド将軍らの占領を知ります。
クリスタルの力をもう一度父へお願いしにいき、力を戻すのです。

レックスルーサーと3人組の居るニューヨークへ駆けつけたスーパーマン
街中での3対1の戦闘が激しく行われます。

人間を弱みと知った将軍は、次々と人間を襲いかかるように
スーパーマンを困らせるのでした。

そして、ロイスを人質として連れ去り

スーパーマンの弱点をにぎる北極へ誘導するのです。

これも、ルーサーの悪知恵だったのでスーパーマンは
それを逆に利用するのです。

ロイスを人質に取られ、やむなくクリスタルの装置へひとり入ったスーパーマン
スイッチは入り、クリスタルの力で能力は人間並みに変わってしまうはずですが
ゾッド将軍は装置から出て来たスーパーマンに跪かせ手をとって忠誠を誓うよう
手招きをします。

クリスタルの装置を逆に仕掛けておいたスーパーマンは、立場を逆転していたのです。

ゾッド将軍の手を握り潰し、軽く放り投げ3人とも地下に落ちていきました。

ルーサーを逮捕し、ロイスを送っていきます。

そしてスーパーマンはロイスにキスをして、ばれてしまった記憶を消したのでした。

ということで、またクラークとロイスはお互い同僚に戻るわけですね~!

今見ると、3悪党と市街地で飛びながら戦うシーンなどは
すごく子供騙しみたいに感じるんですが、当時はああいう撮影方法しか
なかったので、それでも少年にとっては凄い興奮だったものですよ!

現代の少年たちが観たら、笑っちゃう特撮映画になるんでしょうけどね~

時代が違うんですから仕方ないですけども、懐かしの特撮でした。

少年時代は、夢が広かったなぁと
昔の映画を追想するたびに思います。

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとうございました。

(おそらく、このシリーズ3のパンフレットは無いですね~)