『 インディペンデンス ディ 』
INDEPENDENCE DAY 1996
平成 8年 1996年 20世紀FOX 作品
「ID4」と略されていたこの映画作品は、当時凄い反響があり
世界各国で、記録的興行配収をとったものでした。
製作費8000万ドル!驚異のSFXで当時としては凄いリアル感の
迫る迫力映像で魅了したものです!
またデジタル音響SRDを採用して、低音から高音まで歪みのない
サウンドを取り入れた迫力あるものでした!
次第に高技術化されていく映像や音響技術で、映画作品も2000年代へ向けて
進化していくことになりましたね~。
プロダクションノートによると、この製作においては
マンハッタンに1000人ものエキストラを使い
巨大な宇宙船の攻撃から、逃げまどう人々を演出しリアル感を出したと。
SFX技術の中で、画期的な合成作業の数々を取り入れ完成させられたとあり
模型とライブアクション、CG、ブルースクリーン撮影なども
もちろん多種多様な撮影を取り入れ、繊細なシーンが完成とされたのですね~
俳優陣も忘れてはいけませんが、当時はまだそんなに有名ではなかった
ウィル・スミスと、「ザ・フライ」で主演を果たし「ジェラシックパーク」
でも出演したジェフ・ゴールドブラムがこの作品で目立っていますね~
宇宙人が地球を襲ってくる映画は、それまでもありましたが
これほど大規模な急襲になるシナリオ作品は、無かったのか
大きな考え方の変換を感じさせたものとなったでしょう。
友好的な宇宙船(円盤)に乗ってやってくる異星人とは
限らないことを、人類に警告して知らせた作品でしたよね~!
キャスト
スティーブン大尉役 ウィル・スミス
大統領 ビル・ブルマン
デイビッド ジェフ・ゴールドブラム
マリリン メアリー・マクドネル
ジュリアス ジャド・ハーシュ
グレイ将軍 ロバート・ロジア
ラッセル ランディ・クエイド
コンスタンス マーガレット・コリン
スタッフ
製作 ディーン・デブリン
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ
撮影 カール・ウォルター・リンデンラウブ
音楽 デイビッド・アーノルド
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
ある時、巨大な影が、月を覆った。
アメリカ、ニューメキシコの衛星アンテナで奇妙な音をキャッチする。
ホワイトハウスのアメリカ大統領、ホイットモアと補佐官、国防総省の
グレイ将軍も異常な接近のことを報告受けた。
大統領夫人のマリリンはその頃、ロサンゼルスにいた。
やがて、その巨大な接近物の正体が判明した。
それはおそらく異星人の空母ではないかとのことだった。
ニューヨークでは、マサチューセッツ工科大学卒業の天才技師デイビッドが
物体によるケーブル故障調査にあたることになる。
彼は宇宙船から発信されるあるパターンを発見した。
異星人からの信号は、テレビの映像を乱し一種のカウントダウンを
示していたのだ。
シルバーレイクでは、5歳のディランが宇宙船を目撃し母のジャスミンへ
知らせた。彼女の恋人で空軍パイロットのスティーブン大尉は
エドワード空軍基地へ戻っていた。
ロス郊外では、17歳のミゲルが糖尿病の弟の世話をしていた。
14歳の妹もいたが、父ラッセルは妻を亡くしてからアル中で
仕事にも集中していかったので、ミゲルは父へ怒りを表していた。
デイビッドは、老いた父ジュリアスを連れワシントンへ向かった。
大統領にカウントダウンのことを知らせるためだった。
大統領は、全米各地へ緊急避難命令を発令したが
時すでに遅く、ロスでは暗い闇が広がって
宇宙船から白い光線が発射され、大爆発を起こしていた。
ニューヨークでも宇宙船から破壊攻撃を受けることになる。
翌日も巨大な宇宙船から攻撃は激しくなり、各主要都市は
襲われていくのだった。
ジャスミンは5歳の息子を連れて、スティーブン大尉のもとへ
向かう途中、墜落したヘリから女性を助けると
その女性は、大統領夫人だった。
その頃、スティーブン大尉と親友のジミーは、宇宙船への攻撃を
する指揮を取っていた。
しかし宇宙船への攻撃は全く効かず、宇宙船からの攻撃機と
戦闘になっていた。
次々と攻撃は続き、味方少なくなっていく中
スティーブン大尉も攻撃を受けて墜落してしまう。
運良く不時着し、敵の機体を見つけ捕獲に成功した。
彼は荒野でラッセル一家と出会い、ネバダのエリア51へ向かう。
一方、大統領はエリア51に宇宙船が極秘に捕獲してあると
知り驚くのだった。
エリア51に集まった大統領やデイビッドらは、地下に40年もの間
保管されてある宇宙船と異星人の死体を視た。
そこへ生きた異星人の捕獲に成功したスティーブン大尉がやってきて
宇宙人管理者オークンは驚くのだった。
しかし、目を覚ましたエイリアンは科学者らを殺害し
地球に侵略しに来たのだと大統領に知らせたのだった。
大統領は、ついに宇宙船への核攻撃の決断をする。
だがシールドに守られている宇宙船には効力はなかった。
エドワード空軍基地にたどり着いた、ジャスミンと大統領夫人は
その破壊された基地の姿を視て、落胆していたのだが
そこへ空軍のヘリが飛んできて、ようやく再会を果たせたのだった。
デイビッドは、父ジュリアスの言葉をヒントに
異星人撃退の案を考えた。
月近くにいる宇宙船の母船へ、コンピュータウィルスを送れば
シールドを破壊できるかもしれないと。
シールドが僅かな時間でも解除されれば、攻撃機からの
チャンスがあるのだ。
これまで考えられなかったような作戦が計画され、スティーブン大尉が
この任務を引き受けることになった。
少ないパイロットの編隊が構成され、大統領も参加することになる。
成功の確率はわからないが、これに賭けるしかない。
決行の日、その日は偶然にも独立記念日の日だった。
そして、ついにパイロット達は出発していった。
決死の戦闘で、シールドが解除されるのを待つパイロット達
そしてコンピュータウィルスにより母船宇宙船からの
システムダウンの僅かなチャンスが訪れた。
しかし残された戦闘機も少なく、最後の退役軍人ラッセルの機が
最後のミサイルを発射しようとしていたが
発射装置の故障で、発射されない。
家族の写真を見つめるラッセルは、特攻を決め
巨大な宇宙船の中へ突っ込んでいったのであった。
宇宙船は爆発し、地上へ落ちていった。
こうして人類は異星人からの侵略攻撃から
まさに「独立記念日」となったのである。
完
当時、この映画にビックリしたところは、それまで考えていた宇宙船の
大きさを遥かに超える巨体だったことでした。
雲よりも大きいその巨大な宇宙船は、空を真っ暗にしてしまうくらいの
とてつもなく大きい姿で、本当に今までとは考えもつかないくらいの
大きさだったのですよね~!
そして、こういう大きさの宇宙船が来たなら、どんなに怖いことに
なるだろうと、観る人々に思わせたかったのかもしれません。
また、それも「ありえないとは言えない」ことだと思いました。
人間の考えることは、今までの経験や体験からの固定観念が強くあり
この広大な宇宙からすると、ちっぽけな存在でもあるのですから
その考えも仕方がないことですけど・・。
これほど、この地球は塵の様に小さな存在であると悟れば
大きさも、小ささも限界を考えられるものではないのかも
しれませんね~!
「上には上があり、下には下がある」 宇宙とこの世の不思議です!
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。