赤いファイヤーバードが当時カッコよかった!「ターボ・クラッシュ」




[ ターボ・クラッシュ ]
TURBO CRASH!

昭和56年  1981年作品

あの真っ赤なファイヤーバードが当時カッコよかったんですよね~!

「スピードとスリルに青春を賭ける若者達。
ゴールインするまでに他の車を破壊し、レースから脱落させるという
過酷なレース!」

「命知らずのレーサーとメカニックがターボチャージャーを装備した
特製のマシーンでぶっ飛ばす!」パンフレット解説より

カーアクションの映画は大ヒットした映画「マッドマックス」や
キャノンボール」など、この頃は本当に多く作られていましたね~!

そんな中、この映画はイタリアの制作会社が巨額の費用で作った
カーアクション作品でした。

ポンティアック427 ターボチャージャー装備で600馬力

ターボエンジンがボンネットから飛び出た、真っ赤な改造車で
ファイヤーバードの目立つペイントが、カッコよくて
ミニカーを探して買ってもらったものです!

(下のこの車は、違います)

主演のレーサー役ポールには、
ジョントラボルタの兄でジョーイ・トラボルタ
が熱演していたみたいなのです。

メカニック役ニックジョン・スタイナー

ジェニス役アナ・オブレゴン

 

監督・・アンソニーMドーソン

制作・・ ジョバンニ・ディ・クレメンテ

それでは早速、このパンフレットから物語のあらすじを
追ってみましょうか。

【あらすじ】簡単に追想

ストックカーレーサーのポールは、相棒のメカニックのニックと共に
各地のレースを渡り歩いている。

今日もカルフォルニアのあるレースで、トップを取った。
土地の顔役ロンスキーはこのレースで大損してしまったため、
ポール達に嫌がらせをするのである。

ポール達は{ロンスキーに従って、八百長をすること}を断ったので
レースカーを奪われてしまったのだ。

次回は西部で最大のレース(インペリアルレース)が開催されるが、
ロンスキーは自分が呼んだアルというレーサーに優勝させて
ガッポリ儲けようとしていた。それには、ポール達が邪魔なのだった。

車を奪われたポールとニックは、仕方なくメキシコまで新しい車を探しに。
しかし、ロンスキーの手先が待ち構えていたのである。

どうにか新しい車を見る事ができると、それは今まで以上に素晴らしいレースカーであった。
その情報はロンスキーの耳にも入った。

そして、二人は新しい車でカルフォルニアへ出発した。
その途中、ジャニスという娘の車のブレーキ故障を見かけ助けるが
彼女は殺し屋に追われていたのだ。

ジャニスは像を売るため、富豪で民芸品収集家カービーの所へ寄る。
変人のカービーは、ポールとレースに挑戦するがあっさり負ける。

カービーの屋敷に殺し屋がやってきたので、慌てて3人は逃げ出すことに。

再びカルフォルにアへの旅が始まったのだが、今度は巨大なダンプが
何台も3人を襲ってくる。
ダイナマイトを使って爆破させ逃げることができたのだが、ロンスキーの
手下の偽警官も待ち構えていた。

ポールはドライブテクニックを駆使して貨物列車を間一髪ジャンプで乗り越え
追っ手を巻いたのである。

やっとのことで、カルフォルニアについた時は車はガタガタになっていた。
知り合いの修理工場へ持ち込むが、修理にだいぶかかると言われてしまう。
レースの日はもう近い。

ポールは諦めかけていたが、ニックの懸命さでレース場に間に合った。
ロンスキーは彼らの参加をさせたくないため、レース参加費に多額の保証金を求めてきた。

実はジャニスはロンスキーの手下だったのだが、ポールのためにロンスキーを裏切った。
そして、レース観戦に来ていたカービーに、像を再び売って保証金をつくってきた。

これでポールは思う存分レースに打ち込める!

各地からツワモノレースカーが参加して、過酷な生き残りレースが始まる。

ポールはついにロンスキーの手下ドライバーアルと接近戦になった。
激しい競り合いだったが、とうとうポールの車が最後まで生き残り
ゴールへ!

そこには、賞金20万ドルとジャニスが待っていたのである。

いや~!最後は、もう笑っちゃうくらいの
メチャクチャなレースになってしまいましたが、
当時少年の私は痛快なラストに、まるで日本アニメの
マッハゴーゴー」みたいにカッコよくて、興奮したのでしょう!

時代は変わるもので、今はハイブリット車や電気自動車といった
エコ車が当たり前になっていますが、当時のアメリカ車は、
燃費なんかより馬力、スピードでしたからね~
ダンプの排気量と同じくらいのを乗用車に使って競い合っていたんですから~

少し大きくなった学生の頃、街の車屋さんに中古「ムスタング」が比較的安く
売っていたので、アルバイトして本気で買おうと思っていましたが、
親に「そんなの、こんな狭い庭の何処に置くのよ~?」と言われ
猛反対されてしまった事を、今ふと想い出しましたよ!

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとうございました。