出演美女軍団に誘われて観に行こうと思った「007・オクトパシー」




『 007 オクトパシー 』
007 OCTOPUSSY

昭和58年  1983年 ロードショー作品

この作品には、あんまり強い印象が残っているわけでは無いのですが
今回このパンフレットが出てきたので、ついでに見てみようと
追想に加えました。

まだ、冷戦時代は終わっていなかったので相変わらず東西のスパイ合戦
に関するストーリーを007シリーズは多く取り入れています。
ソビエト連邦も、ベルリンの壁もあった時代のスパイ映画ですからね~!
(今でも、スパイ合戦は世界で消えてはいませんでしょうけど)

この007スパイの内容的に興味があって観ていたわけでは無く
当時少年だった私は、たぶん 後半に出てくる美女軍団に誘われて
観に行こうと思った可能性もありますね~

その美女軍団は強い兵士みたいなのですが、珍しく全員が美人だったのを
パンフレットからあらためて感じましたから。

今回の007秘密兵器は、小型ジェット機(アクロスター)とワニの潜水艇が登場
しますが、特に凄いと興味が湧くものではなかったので印象が薄いのかもしれませんね。

ただ、リタ・クーリッジの歌うテーマソングを聞くと、007シリーズの曲
だとは思い出させるものですね。

キャスト

ジェームズ・ボンド役    ロジャー・ムーア

オクトパシー        モード・アダムス

カマル・カーン       ルイ・ジュールダン

マグダ           クリチーナ・ウェイボーン

オーロフ          スティーブン・バーコフ

ゴビンダ          カビール・ベディ

Q             デズモンド・リューウェリン

M             ロバート・ブラウン

スタッフ

製作     アルバート・R・ブロッコリ

監督     ジョン・グレン

脚本     リチャード・メイボーム

       マイケル・G・ウィルソン  

総指揮    マイケル・G・ウィルソン

原案     ジョージ・マクドナルド・フレーザー

撮影     アラン・ヒューム

音楽     ジョン・バリー

主題歌    リタ・クーリッジ

それではここで、ストーリーを簡単にパンフレットから見てみましょう

【あらすじ】簡単に追想

中南米、某共和国の軍事基地。007ジェームズ・ボンド
高性能スパイ機を破壊するために潜入していたが、油断し
捕まってしまった。

現地女性の諜報員ビアンカによって脱出に成功、特製小型機で空中チェイスを
乗り越えて、ミッションを攻略 ロンドンへ帰還した。

帰還したボンドは M に呼び出され、西ベルリンで抹殺されてしまった009
任務を引き継ぐ命令を受ける。

ピエロの姿でナイフを刺された009は、ファベルジュ・エッグを握っていた。
本物は間もなくオークションにかけられるという。

美術エキスパートと共に会場へ入ったボンドは、インドのカマル・カーンという
富豪を知る。うまく本物のエッグとすり替える事に成功。
替え物はカマル・カーンが落札していった。

一方その頃、クレムリンはKGBゴゴール将軍とタカ派オーロフ将軍
核戦略について激論していた。

ボンドはカマルを追って、インドへ。
現地の情報員と合流した後、カマルのカジノへ潜入。
そしてカジノで大金を稼ぎ、怪しまれ殺し屋を仕向けられてしまう。

殺し屋らを諜報部員とどうにか逃れたボンドは、到着した Q にエッグ
を渡し小型発信機を取りつけた。

その夜、カマルの愛人マグダに逢うが彼女は偽者でエッグを持ち去られた。
そしてボンドは襲われ、気がつくと山岳部の宮殿に居た。

鉄格子を破り、逃げ出すと一機のヘリが到着。
ヘリから出てきたのはKGBのオーロフだった。

ボンドはジャングルへ逃げ出すが、カマルの手下が追っ手を出した。
必死で追ってから逃れたボンドはオクトパシーという女を探すため
再び戻ることになる。

その女は、自殺させられた情報部員の娘だったのだ。
そこへ追っ手が迫ってくる。

追っ手を排除できたボンドは、西ドイツへ飛ぶ。
NATO米空軍基地。

サーカス団の従業員になりすまし、列車に乗り込む。
そこで基地が爆破されると知り、阻止することに。

ピエロに化けて基地へ潜入し、隠されていた爆弾を探した。

インドに逃げていったカマルに、オクトパシー軍団が襲撃。
ボンドもそこへ駆けつけてきた。

飛行機で逃げていくカマルをボンドは追い掛けて、機体にしがみつくと
機体の翼を故障させて、手下と決着をつけるのだった。

危機一髪、ボンドは低地に飛び降り ぎりぎりに助かり
飛行機は崖に落ちていった。

う~ん。ロジャームーア主演の007から当時
シリーズを観始めたのですが、やっぱり以前に追想した
私を愛したスパイ」が絶頂期だったような気がします。

ジェームズボンド役は、今までたくさんの入れ替わりがありましたが
当時少年だった私は、ちょうどロジャームーアの時代だったので
ショーンコネリーの時代を知りませんでした。

なので、私にとっては007といえばロジャームーアが必ず浮かんで
きてしまうものです。

彼もこの作品以降、そろそろ新ボンド役へ交代となる時代になっていくので
おそらく、このパンフレット以降の007シリーズは持っていない
かもしれないですね~!

そして1985年ごろから、次第にビデオレンタルショップが出現して
くるので、映画館へわざわざ足を運ぶ時代も終わってくるのですね~
(あの頃はVHS、ベータでしたね~)

*   *   *

今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。