そして女王を乗せ船は、無事コルサントへ到着。
ここは銀河共和国の首都であり、元老院やジェダイの評議会もおかれてある
銀河の中心部であった。
ナブーの今回の侵略事件について、特別議会が開かれることになった。
元老院議員のパルパティーンは、今の政府では何とも解決することは
できないとナブーの女王へある提案を勧める。
それは、今の最高議長バローラムへの不信任投票から
より相応しい新しい議長を選出するしかないということであった。
一方、クワイ・ガンジンはジェダイ評議会へ今回の報告を行った。
暗黒シスの手先との遭遇は、ジェダイにとって恐れていたことである。
また、クワイ・ガンジンは今回一緒にここへ連れてきたアナキンについても
ヨーダにジェダイへ修行させたいことを伝える。
しかし評議会は、この今回の事件が解明されるまで保留とさせたのだった。
ナブーの女王は、制圧されている王国にすぐに戻らなければと決める。
クワイ・ガンジンとオビワンは、ジェダイ評議会から女王と共に戻り
真相を解明するよう命じられた。
こうして2人のジェダイは、ナブーの女王と共に国へ戻ることになった。
ジャージャーとアナキンも一緒に。
ナブーに戻ると、ジャージャーの一族へ支援を依頼するため
一族を探すことになったが、彼らはすでにいつもの場所には居なかった。
ジャージャーの心当たりの場所へ一行は向かうと、そこに彼らは避難していた。
女王一行とジェダイは、彼らに今回の奪回作戦の協力を求めた。
グンガン族は、今回の侵略の責任はナブー女王にあると訴え
相手にはしてくれない言い方だった。
その時、女王の使いであるパドメが突然前に出て
「私が本当の女王です! 彼女は私の影武者としています!」
クワイ・ガンジンとオビワンは顔を合わせ、ビックリしていた。
「この惑星を守るため、どうぞ協力をお願いいたします!」
パドメが膝を付いて懇願すると、みんな一行も同じく頭を下げた。
すると、グンガンの長老は
「アハハハハ~! 気にいったぞ!我らより優れていると思っていないようだな」
こうして、ナブーの軍隊とグンガン族の作戦会議は進められることになった。
グンガンの長老は、今回のジャージャーの活躍に喜び、将軍へ昇格させると
伝え、ジャージャー驚き失神するほどだった。
侵略軍の部隊を、後方でおびき寄せるグンガン族は思ったより高度な武器を
出して出撃に備えていた。
シールドを発生させる装置で,部隊の全体を覆うこともできるのだった。
開始の前に、女王一行とジェダイ2人らは密かに城へ侵入し
城の待機軍と合流し奇襲することになった。
ナブーのパイロットらが、戦闘機を発進させ
惑星の大気圏外にいる、敵の通信母船に攻撃を行う計画だ。
通信が破壊されれば、ロボット兵らは一気に全滅するはずである。
格納庫に侵入できた女王軍は、次々とパイロットを発進させた。
アナキンもある1機にR2-D2と乗り込み、隠れているつもりだった。
「アナキン、そこに隠れているんだぞ!」
クワイ・ガンジンに言われたアナキンだったが、
パドメを襲って現れた強敵なシールドドロイドを、やっつけなければと
適当なボタンを押してしまった。
すると、ドロイドらからパドメを助けることができたと同時に
自動運転装置が起動していまい、空へ舞い上がってしまった。
そして、アナキンとR2は大気圏外の母船へ向かって昇っていったのだ!
格納庫から出ようとしていた女王軍の前に、突然現れたのが
あのシスの弟子、ダース・モールであった。
「我々に、お任せ下さい・・」ジェダイの騎士
クワイ・ガンジンとオビワンは、ダースモールと向き合った!
パドメと女王軍は、宮殿内部に潜む通商連合の指揮官を探しに
進んで行った。
またその頃、グンガン族らとドロイド兵軍の戦闘が始まっていた。
砲撃を受けても、シールドで守られていたグンガン族
しかし、ドロイド兵士の進撃を加えられてシールドは破壊されてしまう。
ジャージャーも必死の思いで闘いに加わっていた。
一方、母船へ近づいていたアナキンの戦闘機は
攻撃隊に加わり、相手からの攻撃を受けて
母船の隙間から内部へ入ってしまった。
ダースモールとジェダイの2人がライトセーバーで闘っていた。
2人のジェダイを相手にしても、なかなか手強いダースモール。
オビワンは、ダースモールに蹴られて下へ落ちてしまった間に
クワイ・ガンジンとダースモールは、闘いながら奥へ
ジェネレーター護衛レーザーで、2人は遮断されてしまう。
そして、クワイ・ガンジンとダースモールの一騎打ちを
オビワンは観ていたが、ダースモールの一撃によって倒された
クワイ・ガンジンを観てしまったのだ。
シールドが解除されると、オビワンはダースモールに飛びかかる。
手強いダースモールの攻撃に、オビワンは穴にぶら下がる状態になったが
師匠の思いを爆発させ、一気にクワイ・ガンジンのライトサーベルを
呼び寄せて,ダースモールへ反撃し穴の中へ落としたのだった。
「オビワンよ。アナキンを、育てると約束してくれ・・」
クワイ・ガンジンの最後の言葉だった。
その頃、アナキンは母船の中央で攻撃機の中にいた。
エンジン停止してしまって動かなかった機体だったが、
ドロイド兵士が、次々とやってくる。
とその時、R2のおかげなのか、エンジン始動!
「やった~!動いたぞ~ よーし これでも食らえ~!」
と 適当な発射ボタンを押した。
発射されたのは魚雷砲で、中にあった主力設備を破壊し
内部爆発を誘発させる結果となったのだ。
始動したアナキンの機体は、さっそうと隙間から母船を抜け
脱出できたのだった!
母船は内部から破壊され、通信が遮断
地上で動いているドロイド兵士も動きが止まってしまった。
ジャージャーの部隊も撤退していたところ
ドロイド兵士のフリーズに、勝利を喜んだ。
宮殿で闘っていた、女王軍はパドメの活躍で
敵軍の指揮官を捕らえられた。
こうしてナブーの勝利によって、通商連合は撤退していった。
パルパティーンは、あらたな最高議長としてナブーを訪れた。
ジェダイ評議会は、クワイ・ガンジンを失い
オビワンにアナキンの育成を許可する決断をしたが・・。
しかし、ヨーダはあまり気がすすまなかったのである。
「あの暗黒の騎士は、果たしてマスターだったか、それとも弟子だったのか・・」
オビワンにもヨーダにも、今は解らなかった。
ナブーの解放勝利のパレードが行われていたが、
クワイ・ガンジンの葬儀で、オビワンとアナキンの子弟の約束も
炎の光に照らされていたのだった。
完
いや~! 当時、16年の時を経て、この真新しい「EP1」を
観れた時の感動!あの冒頭の宇宙空間に浮かぶ独特の始まり方は
音楽と共に、体に鳥肌を立たせて本当にジーンとしましたね~!
ルークが出てきた初回作品よりも、技術が進んでいるような感じの
バトルドロイド兵士が出てきたのは、「過去の方が進んでるのかよ!?」
と、ちょっと思ってしまったかもしれませんが、今回
兵士輸送戦車から次々と吊り出てくるシーンは、凄いアイデアで
感銘を受けるものでしたねぇ~!
そして、今回登場した強敵ダース・モールとの遭遇と闘い場面!
それに流れるバックミュージックもピッタリでしたし
忍者のような凄いスピードで強さが表れていましたね~
ダースベーダーになるとは思えない可愛い感じのアナキンも
マスターらしい堂々としたクワイ・ガンジンと若い感じの
オビワンの姿も本当に疑いのないくらい文句なしキャラでした!
ただ、思ったより早くクワイ・ガンジンが役目を終えてしまったの
には、ちょっと残念に思えましたけど、3部作という時間に
凝縮しなければならないので仕方なかったのでしょうかね。
近年、エピソードで云えば7,8,9という「ルークの後」
を物語としたシリーズを映画として作られましたが
この「エピソード1」のロードショーを聞いた時の期待感と
ワクワク感が最も凄いものだったと思うのです!
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。