『 ダイ・ハード 2 』
DIE・HARD 2
平成2年 1990年 ロードショー作品
やっぱり、大ヒットした作品の2作目は、高確率で前作を超えるようです!
このパート2も、前作を超えるハードさで凄い作品となっていましたね~
このパンフレットの中でも、評論家が素晴らしいと評価記しており、
当時の映画評論家のほとんどが、高評価だったと思われますね~
前作の舞台は高層ビルだったのですが、今回は空港となりました。
どちらも広く、大きいというのは共通していますが、
今回の爆発させる量が、前回よりも倍近い感じに派手に
なっていますので、余計に前作を超える作品と感じさせられたのですよ。
主人公のジョン・マックレーンを演じるのは、もちろん前作と同じ
ブルース・ウィルスで、奥さんのホリー役も変わらずで、
前作のレポーター役も、パウエル巡査も部分的に出演しています。
でも他に有名俳優が今回はキャスティングされているんですね~
エスペランザ将軍役にフランコ・ネロ、グラント大佐役には
ジョン・エイモス、スチュアート大佐役にウィリアム・サドラーと
今回、けっこう渋い俳優を集めていたんですね~
キャスト
ジョン・マックレーン役 ブルース・ウィルス
ホリー ボニー・ベデリア
ソーン・バーグ ウィリアム・アザートン
アル・パウエル レジナルド・ベルジョンソン
エスペランザ フランコ・ネロ
スチュアート ウィリアム・サドラー
グラント ジョン・エイモス
カーマイン デニス・フランツ
スタッフ
製作 ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー、チャールズ・ゴードン
監督 レニー・ハーリン
脚本 ダグ・リチャードソン&スティーブン・E・デ・スーザ
撮影 オリバー・ウッド
音楽 マイケル・ケーメン
製作総指揮 マイケル・レビィ、ロイド・レビン
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
1年前、ロサンゼルスのビルでテロリスト集団を相手に独りで闘った刑事
ジョン・マックレーンは、ワシントンDCのダレス国際空港にいた。
妻のホリーが、クリスマス休暇を利用してジョンに会いに来るというので
空港まで迎えに来ていたのだ。
飛行機の到着が遅れているということで、時間つぶしにバーへ行こうと
したところ、元陸軍大佐スチュアートとすれ違った。
すでにその時、大佐の部下達が密かに計画を進めていたのである。
空港警備員を2人始末して、電波送信機を破壊し警官らも被害者となっていた。
空港のコントローラー係りトルドーが、電波装置の異常を知り
補助スイッチを押して対応していた。
ジョンは、バーのTVで麻薬の取引で捕らわれていたエスペランザ将軍が
この空港に搬送されると報じているのを見る。
その情報を見た後、ジョンは怪しい軍人を見かけて後をつけることに。
軍人2人はベルトコンベアーのある場所で、警備員を射殺
すかさず、ジョンは応戦し激しい撃ち合いになった。
しかし一人を逃がしてしまった。
空港警察のロレンゾは、ジョンに管轄外なので余計なことはするなと
言われてしまうが、何かあると感じたジョンはロスのパウエル刑事に
犯人の指紋コピーをFAXして調べるよう依頼する。
そして突如、すべての電気が消えた。
補助レーダーも、空港のシステム関係すべて作動できなくなってしまった。
まもなくスチュアート大佐が、空港のコントロールタワーへ通信してきた。
捕らわれのエスペランザ将軍を乗せた飛行機が到着するが、それまでに
燃料を満タンにし、無線装置なしの飛行機を1機用意するようにと。
トルドーとバーンズは、トラコン送信機を求めて危険な冒険に直面することになる。
ジョンも空港の地下から、無線で連絡をとり二人を救助した。
しかし、警備員に変装していたテロリストらにトラコン機は壊された。
スチュアート大佐は、見せしめに230人を乗せた旅客機1機を
偽の通信で誘導し、着陸のタイミングを外して炎上大爆発させる。
ジョンは、それを救えなかったことに怒りに燃えていく。
この後、陸軍が特別部隊を派遣してきた。その隊長のグラント大佐は
かつて、スチュアート大佐の生徒であった。
グラント大佐は、ジョンに対し役目は終わったので手出し無用だと伝える。
しかし、ジョンはエスペランザ将軍の到着する機を探しに向かう。
ホリーの乗った機は徐々にワシントンへ近づいていた。偶然にも同じ機に
1年前の大事件をレポートしていた記者が乗っていた。
エスペランザを乗せた機が到着し、ジョンは待ち構えていたテロリストらと
またもや激しい銃撃戦になった。
エスペランザは、そのすきにその場から逃げていった。
ジョンは空港周辺のことを空港のバーンズからアドバイスを受け
テロリストの隠れ場所を見つけた。
雪の中を追跡するが、再びあえなく逃げられてしまった。
ホリーを乗せた旅客機も上空で待機していたが、燃料も少なくなっていく。
やがてスチュワート大佐とエスペランザ将軍は、用意された機に乗り込んでしまう。
ジョンは空港にいたTV局のヘリコプターへ乗せてもらい
テロリストらの機が発進するのに間に合った。
発進したテロリストらの機の翼へ、ジョンはヘリから飛び降り
離陸を阻止しようとした。
それに気づいたスチュアート大佐と、翼の上で格闘となった。
ジョンは、翼から落とされてしまうが
その時に翼の燃料コックを引き抜いていた。
機体は翼の燃料を排出しながら、滑走路を走っていった。
そして、ジョンは落ちて転がっていたところからライターに
火をつけて燃料は翼へ向かって燃え移っていった。
離陸した機体へ燃料が燃え移り、空中で大爆発。
その燃え跡は空から見ると、ちょうど滑走路の誘導灯のようになっていた。
これで電源を失った空港でも、滑走路の場所が解るようになり
ホリーの乗せた機体も、その燃える誘導灯のおかげで無事着陸できたのだった。
完
いや~! 前作よりもいっそう爆発回数も多かったですね~
2機の飛行機も丸ごと爆発させて、こんな刑事ものなんて
日本人では考えもつかないストーリーですよ。
今回のパート2について、パンフレット中に記してありますが
これも、細かい場面を2回目に観ると面白いです。
なるほど~って、後からそういう意味だったなんて想い起こして
考えさせられるシーンがあったりで、良い2度目になりそうです。
この「ダイ・ハード」シリーズは、パート3や4と作られていきますが
やっぱり、2作目が一番良かった印象で残っていますね~
とにかく、ハードっていう文字の入った題名ぴったりの派手な映画でした。
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。