突然、大人になった少年の巻き起こすロマンチック映画!「ビッグ」




『 ビッグ 』
BIG  Tom Hanks
A wonderful new comedy

昭和63年  1988年 20世紀FOX 作品

突然、大人になった少年の巻き起こすロマンチックで
爽やかなコメディ&愛の物語!

少年の頃は、小さな体にコンプレックスを感じ時に
早く大きくなりたいなぁ!」なんて思ったこと
あったんじゃないですかねぇ~!

だからって、次の日に突然大きくなれるわけではないし
夢の物語なのですが、これはそんな夢の映画なのでした。

ここに出てくる願いを叶えるコインマシーン「ゾルター」。
電源コンセントを挿してなくても、口が割れていて
動く人形の不気味さが、とっても雰囲気がありましたね~。

主演のトム・ハンクスは、1980年代後半から
2000年になるまで本当に良い作品で主演を
演じていまして、感銘を受ける俳優でしたね~

ここでも前に追想しましたが、映画「スプラッシュ!」から
私も彼の主演作品は好きでよく鑑賞していました~。

キャスト

ジョッシュ役      トム・ハンクス

スーザン        エリザベス・パーキンス

マクミラン       ロバート・ロッジア

ポール         ジョン・ハード

ビリー         ジャレッド・ラッシュトン

若きジョッシュ     デビッド・モスコウ

スコティ        ジョン・ロビッツ

 

スタッフ

製作        ジェームズ・L・ブルックス、ロバート・グリーンハット

監督        ペニー・マーシャル

脚本        ゲイリー・ロス、アン・スピルバーグ

撮影        バリー・ソネンフェルド

音楽        ハワード・ショワ

それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。

【あらすじ】簡単に追想

アメリカのニュージャージーに住む、ジョッシュは12歳の少年
野球とコンピューターとゲームが好きな、普通の少年である。

でも彼はチビという劣等感をもっていた。
クラスメイトの可愛い女の子シンシアに憧れているが
コンプレックスで気弱になっていた。

彼は早く大きくなって、みんなにバカにされないようになりたいと
いつも思っていた。
親友のビリーだけが彼の唯一の見方だった。

ある日、年に一度のカーニバルがやってきた。
憧れのシンシアを見つけ、乗り物に乗ろうとした時
背が足らずに、乗れなかったのだ。

そんな時、一台の「ゾルター」というコインマシーンを見つける。
どんな願いも叶える」という不気味な機械だった。

コインを入れても動かないので、ゆすったり叩いたりしたら
突然、中の人形が動き出した。
ジョッシュは、動き出した機械に「僕を大人にして!」と
願ったのだ。
コインは、不気味な目を光らせた人形の口の中に入り
下から1枚のカードが出てきた。

そのカードに「アナタノ ネガイハ カナエラレタ」と書いてあった。
しかし良く診ると、その機械の電源コードは なんと
電源コンセントから抜けていたのだった。

翌朝、ジョッシュはいつもどおりベッドから洗面所へ
顔を洗おうとすると、鏡を見た時にビックリ!!

なんと自分の顔ではなく、大人の男性の顔なのだ!
「ジョッシュ!起きなさい!」ママが呼んでる!

ジョッシュは慌てて、ズボンを履こうとするが
小さすぎて自分のズボンが履けない。

仕方なく、パパの洋服ダンスから探して借りると
ママに見つからないように、そっと自転車で家を出た。

カーニバルの場所へ行って、あの機械を見つけなければと
急いだが、もうカーニバルは跡形もなく居なかった。

家に戻って、ママに姿を見せるが当然に信じてはもらえず
親友のビリーに会いに行った。

ビックリしたビリーも、友達の合図で彼だと信じて貰えた。
そして、あの機械「ゾルター」を探す手伝いをしてくれるよう頼む。

2人でカーニバルを追いかけ、ニューヨークへ向かう。
探す資金を得るために、ジョッシュは玩具会社に応募し
社員になってしまう。

ママに電話するのだが、ジョッシュが誘拐されたと通報していた。
会社に出社した日、ジョッシュは社長であるマクミラン
秘書のスーザンと出合いがしら転倒させてしまう。

スーザンは副社長ポールと関係はあったが、彼が発明した玩具の
売り上げの減少に悩まされていた。

ある時、ジョッシュは週給を受け取りビックリした。子供では
目にしたことのない180ドルだったからだ。

急いでビリーに知らせて、一緒に銀行へ受け取りにいった。
土曜の午後、オモチャ店でジョッシュは12歳の子供のように
遊んで楽しんでいた。

そこへ社長の視察と出くわし、床のピアノで共演し
すっかりジョッシュは社長に気に入られたのだ。

社長はジョッシュを昇進させ、上役へ登らせたが
そのことをポールとスーザンは気に入らなく、ジョッシュの
生活を調べることにした。

しかし何とも不可解な生活をしているジョッシュに
ポールとスーザンは首をかしげるのだった。

上役会議に出るジョッシュは、ポールの開発に疑問を発し
ポールの敵対心を煽ってしまった。

会社のパーティで、スーザンはジョッシュに近づき
ジョッシュについて興味を惹かれるようになる。

翌日、ジョッシュはポールに誘われてハンドボールをしたが
ジョッシュに対しての敵意を抱いていたポールに
怪我をさせられてしまった。

スーザンはジョッシュの怪我の介抱をしながら、ポールとの
関係に清算をする気持ちへ変わった。

ビリーは、最近ジョッシュと時間がとれずに遠くなってしまったように
思えてきた。また、ジョッシュのママへはいつか帰ってくると
励ましていたのである。

その頃、すっかり仲が良くなったスーザンとジョッシュは
遊園地で子供の頃に戻ったように一緒に楽しんでいた。

しかし、ついにジョッシュはスーザンに子供ということを
告白しようと決意したが、当然に信じてはもらえない。

ある時、ビリーが「ゾルター」のある場所を探しあてた。
ジョッシュは戸惑っていた。今のスーザンとの関係も
会社の席もお別れとなってしまうのだ。

会議の日、ジョッシュは新開発の電子漫画絵本を発表した。
プレゼンテーションをスーザンが補助してくれたが
ジョッシュはこれを置き土産のようにし、その場を出て行った。

プレゼンの途中で気がついたスーザンは、彼をすぐに追いかける。
外に居たビリーにジョッシュの行き場所を尋ねる。

ついにジョッシュは「ゾルター」と再び出会える時がきた。
コインを入れると、電源コンセントを引き抜いた。

機械を揺さぶって、叩いたり蹴ったり
すると、あの時のように電源コンセント無しに
ゾルターは動き始めた

そして、ジョッシュは静かに願いを伝えた。
その時、スーザンが駆けつけたが
カードが「アナタノ ネガイハ カナエラレタ」と出てきた。

スーザンは、ジョッシュを車で送っていく。
お別れの時がきた。

ジョッシュが車から降りて、家に歩いていくのを
スーザンは見送った。

ふと、目を離した瞬間に、ジョッシュはブカブカのスーツを着た
12歳の子供に戻って家に帰っていった。

 

夢が夢でなくなったというストーリーの映画はたくさんありますが、
この今回のビッグという映画は、突然すぎて逆に違和感がなく
すっきりとロマンチックを楽しめたって感じでした。

突然翌日に大きくなってしまっている「願いの叶い」は
いやみなく受け入れられるメルヘンドラマなのでした。

また、主演のトム・ハンクスがハマリ役だったから?かも
しれませんが、突然12歳から35歳へ変身した感じを
上手い具合に表情で表していたと感銘したものです。

この後、パンフレットが出てくれば ぜひとも追想してみたい
トム・ハンクスの出演映画は、いくつか思い浮かぶのですが
特に「フォレスト・ガンプ」「グリーン・マイル」そして
プライベート・ライアン」は絶賛の作品だと思いますよね~!
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今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。