『 個人授業 』
My tutor
昭和59年 1984年 ロードショー作品
この頃多かった、こういう初体験を題材にした映画は観ると、
だいたい同じようなストーリーだったですよね~
フランス映画に多かった「個人教授シリーズ」ですが、
今回はアメリカ版「個人授業」なのでした。
この作品も、先に追想紹介した「プライベート・レッスン」と
ほとんど同じストーリーなのでしたが、当時少年だった私は
そんな細かい事考えずに、ただ初体験ものを見漁っていたのでした。
この作品のメインは、当時のアメリカで大人気だった美少年
マット・ラッタンジーを主人公にするという目的だけで
女性プロデューサー(マリリン)が製作したような気もします。
少年にとっては、美少年など興味は無いので
とにかく初体験ストーリーを観に行っただけでしたけど・・
アメリカでは彼の女性ファンが映画館に殺到したんでしょうね~
キャスト
ボビー役 マット・ラッタンジー
テリー カレン・ケイ
ボニー アンバー・デニス・オースチン
クリスタル氏 ケビン・マッカーシー
ドン ブルース・バウアー
ジャック クリスピン・グローバー
ビリー クラーク・ブランドン
アナ・マリア キットン・ナチビダッド
スタッフ
製作 マリリン・J・テンサー
監督 ジョージ・バワーズ
脚本 ジョー・ロバーツ
撮影 マック・アールバーグ
音楽 ウェブスター・ルイス
それではここで、あらすじを簡単にパンフレットから見てみますね。
【あらすじ】簡単に追想
ロサンゼルス郊外の高級住宅地にあるプール付きの広い家
そこにに住むボビーは今、高校3年生。
彼は美少年で、何一つ不自由のない暮らしだったが
学校のフランス語が悩みの種だった。
父の希望の大学へ進学するのには、厳しい成績だったのだ。
そして、もう1つはまだ初体験が無い事。、
友人と一緒に初体験をしようと、いろいろ試行錯誤するのだが
もう一歩のところで達成できないのだ。
父の探してきたフランス語の家庭教師テリーという29歳の女性
住み込みで雇ったフランス人である。
ボビーはある夜、寝つけずに散歩していると
彼女が裸でプールに泳いでいる姿を見かけた。
その時からボビーは彼女に興味を抱くようになる。
彼女が夜のプールで泳ぐ姿をのぞき見するようになったが、
ついに見つかってしまうのだった。
しかし彼女のお陰で、フランス語の成績は上がっていった。
そんなある時、ボビーを悩ませることが起こった。
彼女の元ボーイフレンドであるドンという男が現れたのだ。
テリーは、ドンとの再会から様子がおかしくなった。
独りで夜に泣いていたりする、その姿を見かけたボビーも
辛かったのだ。
ボビーは益々、彼女の事が愛おしくなっていた。
ある夜、とうとうプールでテリーとボビーはキスをした。
彼女もボビーの気持ちを知っていたのだ。
その時から、個人授業は違う形に変わっていた。
フランス語と性の両方に。
そして、フランス語の試験の日がやってきた。
ボビーはめでたく91点を取ったのだ。
彼女の役目が終わる時が訪れる。
フランスに帰るというテリーに、ボビーはショックを受けるが
彼女に「さよなら」は言わないと思っていた。
完
この歳になってから、こういう作品を観てみると
まったくドキドキすることは無いのですが、当時の少年(私)は
こんなストーリーでも目を剥きながら観ていたんですよね~
裕福な家に住む、思春期の少年、住み込みの家庭教師
綺麗な年上の女性、その女性との初体験と
シルビア・クリステル主演だった「プライベート・レッスン」
と、ほとんど同じストーリーだとすぐに解りましたよね~
「ん?、なにかの映画に似ているなぁ~」と、ふと思っても
主人公と出演の女優さえ違えば、違う初体験もの映画だと
夢中に観に行ってしまうものでした・・当時の少年(私)は・・
* * *
今回もご一緒に追想いただき、誠にありがとう御座いました。